また今週も、手術後の水抜きのため病院へ。
予約時間が朝早かったので、早起きしてやって来たのに、20分ほど待って診察室へ呼ばれた。
「おや、大分良くなったね。あまり溜まらなくなって来たね。10ccだな。」と主治医。
私の胸(というか脇?)に浸出液が溜まらなくなる日なんて来るのか?と思っていたが、人間の体はちゃんと回復するように出来ているようだ。不思議〜。
手術からもうすぐ1ヵ月。体は治ろうとして頑張ってて、なんか愛おしい。
「病理検査の結果も出たよ。一部はまだ調査中の所もあるけど。」と、主治医がプリントを見せながら説明してくれた。
あの辛い抗がん剤の効果もあり、完全奏功ではないがステージが2Bから2Aに変わっていた!ルミナールBの私にしたら上出来ではないか!
4月24日、抗がん剤治療前の病理検査結果はこちら↓
【手術後】
・浸潤径(浸潤癌の大きさ)→15×12mm (手術前は22mmくらい)
・腫瘍径(癌の範囲)→18×15mm
・リンパ節転移→レベル1(1/8)→8個とって1個に転移あり レベル2(0/1)
※手術前は4個くらい腫れてた。抗がん剤終了後、CT画像上では消失してたが1個転移あり。
・病期 pT 1c pN 1a cM 0 pStage 2A ※手術前は2B
・悪制度(癌の顔つき) 2
・波及度(周囲への進展具合) f(脂肪)
・リンパ管侵襲 1 あり
・静脈侵襲 0 なし
・切除断端 陰性
☆今後の治療について
・放射線治療 胸壁照射
・アロマターゼ阻害剤:アナストロゾール
・CDK4/6阻害剤(分子標的治療):ベージニオ(2年間)
リンパ節郭清して調べてみたら、1個に癌が残っていた。画像状は「消失」と読影されたものの、完全には消えてなかった。
乳房のシコリも小さくはなったものの、消えずに残っていた。
もともとはリンパ節には4個くらいシコリがあった。ホルモン療法は納得済みだが、今回もまたベージニオか...。
「やっぱりベージニオですか。」と言うと、「再発のリスクがすごく減るんですよ。」と強く勧められた。
乳がん患者の中でホルモン陽性の人は60〜70%くらいいるらしい。その中でもリンパ節転移が4個以上あったり、悪性度が高かったり、腫瘍が大きかったり、という再発転移高リスクの患者にはベージニオ!と、今注目の分子標的薬。
少し前までは、再発転移した人にしか使えなかったが、最近、術後の再発転移予防薬として使えるようになったらしい。
メチャメチャ高額な薬。高額療養費で限度額認定証も使えるが、それでもかなりの負担額だ。それを2年間。しかも、副作用は激しい下痢とか脱毛とか、etc。悩むなぁ。
1回目乳がんの時はハーセプチンがそんな感じで、やはり高額な分子標的薬だった。ハーセプチンが初発乳がんにも使えるようになって、HER2タイプの人の治療成績が格段に良くなったらしい。高額だったけど、副作用がほとんどなくて楽だったから、QOLも下がらなかった。
悩むなぁ。