rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

手術後の病理検査結果を聞いた

また今週も、手術後の水抜きのため病院へ。

予約時間が朝早かったので、早起きしてやって来たのに、20分ほど待って診察室へ呼ばれた。

「おや、大分良くなったね。あまり溜まらなくなって来たね。10ccだな。」と主治医。

私の胸(というか脇?)に浸出液が溜まらなくなる日なんて来るのか?と思っていたが、人間の体はちゃんと回復するように出来ているようだ。不思議〜。

手術からもうすぐ1ヵ月。体は治ろうとして頑張ってて、なんか愛おしい。

 

「病理検査の結果も出たよ。一部はまだ調査中の所もあるけど。」と、主治医がプリントを見せながら説明してくれた。

あの辛い抗がん剤の効果もあり、完全奏功ではないがステージが2Bから2Aに変わっていた!ルミナールBの私にしたら上出来ではないか!

 

4月24日、抗がん剤治療前の病理検査結果はこちら↓

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【手術後】 

・浸潤径(浸潤癌の大きさ)→15×12mm (手術前は22mmくらい)

・腫瘍径(癌の範囲)→18×15mm

・リンパ節転移→レベル1(1/8)→8個とって1個に転移あり レベル2(0/1)

 ※手術前は4個くらい腫れてた。抗がん剤終了後、CT画像上では消失してたが1個転移あり。

・病期 pT   1c pN  1a  cM 0  pStage  2A ※手術前は2B

・悪制度(癌の顔つき) 2

・波及度(周囲への進展具合) f(脂肪)

・リンパ管侵襲 1  あり

・静脈侵襲 0 なし

・切除断端 陰性

 

☆今後の治療について

放射線治療 胸壁照射

・アロマターゼ阻害剤:アナストロゾール

・CDK4/6阻害剤(分子標的治療):ベージニオ(2年間)

 

リンパ節郭清して調べてみたら、1個に癌が残っていた。画像状は「消失」と読影されたものの、完全には消えてなかった。

乳房のシコリも小さくはなったものの、消えずに残っていた。

 

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もともとはリンパ節には4個くらいシコリがあった。ホルモン療法は納得済みだが、今回もまたベージニオか...。

「やっぱりベージニオですか。」と言うと、「再発のリスクがすごく減るんですよ。」と強く勧められた。

 

乳がん患者の中でホルモン陽性の人は60〜70%くらいいるらしい。その中でもリンパ節転移が4個以上あったり、悪性度が高かったり、腫瘍が大きかったり、という再発転移高リスクの患者にはベージニオ!と、今注目の分子標的薬。

少し前までは、再発転移した人にしか使えなかったが、最近、術後の再発転移予防薬として使えるようになったらしい。

 

メチャメチャ高額な薬。高額療養費で限度額認定証も使えるが、それでもかなりの負担額だ。それを2年間。しかも、副作用は激しい下痢とか脱毛とか、etc。悩むなぁ。

 

1回目乳がんの時はハーセプチンがそんな感じで、やはり高額な分子標的薬だった。ハーセプチンが初発乳がんにも使えるようになって、HER2タイプの人の治療成績が格段に良くなったらしい。高額だったけど、副作用がほとんどなくて楽だったから、QOLも下がらなかった。

悩むなぁ。