今の職場で働き始めた頃からの付き合いだから、かれこれもう15年。
年齢も家庭環境も住んでる場所も性格も。何もかもバラバラなのに、なぜか仲が良かったパート仲間たち。飲み会や食事会などの集まりも多く、何かとワイワイ賑やかに過ごしていた。
7年くらい前から、一人辞め、また一人辞め...気がつけば残っていたのは、私とAさんの二人だけだった。賑やかだったグループラインも放置されたまま。
そのグループラインが鳴ったのは、手術入院の1週間前だった。
自宅からちょっと離れたクリーニング店に、ついでだからと衣類を持っていったTさんが、そこでバッタリNさんに遭遇。「懐かしいねー!みんなどうしてるかな?会いたいよね。みんなで集まろう!」と、盛り上がり、ひと声掛けた、というわけだ。
嬉しかったけど、私はこれから手術で入院だし...。仕方ないので返信して、「今回は残念ながら参加出来ないので、みんなで集まって。私は次回、必ず参加するから!」と事情を書いて送信した。
「えーっ、大丈夫?」「乳がんなの?」という反応に、申し訳ないような気持ちになった。その後、何度かメンバーでやり取りをするも、なかなか決まらず。やはり、7人もいると予定を合わせるのって大変なのだ。みんな働いてるし。
そんなこんなで、みんなの予定がバッチリ合って、集まったのが昨夜のこと。
7年ぶり??なのに、みんな全然変わってなかった。
当時26才だったMちゃんが42才になってて、下の子が高校生、と聞いてみんなで仰天した。「子供たちが家を出て行って、今は夫婦二人暮らしよ。」という人も多かったが、「夫が出て行って別居中。」という人もいた。
それぞれ何度かパート先を転職してるが、みんな相変わらず元気で活動的だった。私は同じ職場に15年も居着いてしまったけど、転職してもなんとかなるものみたい。
少し前まで一緒に働いていたOさんは、実家(隣県)で一人暮らしのお母さんが直腸癌になり、人工肛門になって大変なので、と介護離職したのだが、「訪問看護師さんが24時間対応で週2回来てくれるようになって。すごく助かってるの。私も自宅に戻れるようになって。」と話していた。
色んな職場の話も聞けて、なかなか面白かった。フットワーク軽い人は、多少通勤に時間が掛かっても、気にしないで転職したりするものなんだな、とか。
ひたすら我慢すれば良い、というものでもなくて、余計なストレスをためないためには、スパッと見限ることも必要なのかも、と思えた。
「明日も仕事だから、帰らなきゃ。」と、慌てて帰り支度をして店を出たのが夜11時。
楽しかったな。またみんなで集まりたい。