造影剤CT、造影剤MRI、PET-CTと、怒涛のように受けた検査の結果が全て出揃い、主治医から今後の治療方針の説明を受けることになった。ご家族の方もご一緒に、ということで、今回は夫も同席。
予約時間ちょうどくらいに診察室に呼ばれて入ると、先日受けたPET-CT検査の画像が映し出されていた。どうなの??見方も分からず、ドキドキは止まらない。
いきなり、今後の抗がん剤治療について説明され、初回は3泊4日の入院で、などと言われたので、(遠隔転移していたら大学病院へ紹介する、なんて言ってた話は?転移はしてなかったの?)と、気持ちが追いつかない。
主治医は早口で、病理組織診断の結果をプリントを見せながら説明してくれた。
「浸潤性乳管癌、硬性型。ホルモン感受性はエストロゲン陽性100%、プロゲステロン陽性40%、ハーセプテストは陰性。Ki-67は35.4%。ルミナールBタイプ。」
「ということは、ステージは?」「ステージは2Bだね。pT2 pN1 cM0。」
ステージ2B?!と驚いていたら、夫が「この前のPET-CTの結果はどうだったんですか?」と聞いてくれた。
「他の所への転移はありませんでしたよ。乳癌のシコリは2.2cmくらいですが、脇のリンパ節の所は数ヵ所コロコロ映ってますね。レベル2くらいまで。筋肉の所まで行ってる感じですね。」と主治医。転移がなかったことは早く言ってくれ〜、と心の中で叫ぶ。
「前回はHer2プラスで抗がん剤とハーセプチンで治療をしたのですが、今回はHer2はマイナスなんですね。」と言うと、「そうですね。前回とは違うタイプです。これから抗がん剤ECを3週間に一回投与を4回、その後ドセタキセル(タキソテール)を3週間に一回投与を4回、合計8回投与します。半年くらいかな。その後で手術の予定です。」とのことだった。
今回の私の場合は、脇の下のリンパ節のシコリがなんと言っても曲者のようで、抗がん剤で小さくして手術する必要があるようだ。取ってしまうと、どの薬剤に反応するものなのか判断しづらくなるらしい。
抗がん剤投与は苦しくて険しい道のりだけど、まだちょっと命の危機までは感じなくても大丈夫かも知れない。あああああ。本当に、胸を撫で下ろしたよ。
パート先の店長も色々と心配してくれて、「パートでも私傷病休暇というのがあって、手当をもらいながら休めるよ。rosaさんだと50日くらいもらえるみたいだから。」と会社の事務の人に聞いてくれていた。ありがたい!!
抗がん剤初回投与の入院は５月半ばの予定。それまでに入院の準備等を進めて行こう。
