rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

「術前抗がん剤」と言われると、「抗がん剤より、先に手術をしてくれ。」と思ってしまうものらしい

私の2回目乳がんの話を聞いて検診を受けに行って、自分も乳がんだったと衝撃を受けていた義妹(夫の妹)。

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次女ちゃんの結婚が決まり、お相手の方を連れてくる、というめでたいお話が進行中で、抗がん剤投与のスケジュールを延期したい、と言っていた。その後、どうなったかな?と連絡してみた。

 

「ああ、もうスケジュールは決まっていて、1週間先くらいなの。次女たちがこっちに来るのは、投与から5日目、6日目くらい。その頃には元気になってるかな、と思って。」との話。あらら、一番副作用で辛そうな時期...。

「その後、長女夫婦も子供連れでやって来るの。2週間後くらいに。」あらら、脱毛真っ盛り...。まあ、仕方ないでしょう。

 

「それにしても、どうして手術の前に抗がん剤やるのか。手術で悪いものをサッサと取ってくれれば良いのに。お医者さんにいろいろ説明されたけど、どうしても腑に落ちなくて。看護師さんにそれとなく聞いたら、『まあ、気持ちの問題ですね。』と言われて。それでようやく納得したの。」と言っていた。抗がん剤を先にやっても、後にやっても、再発率や生存率に変わりはないそうなので、看護師さんの言葉はそういう意味なのか。

 

義兄(夫の兄)には、私の2回目乳がんの話をすっかりしそびれてしまっていたので、この機会に夫から話してもらった。

すると、「ウチの職場にも、抗がん剤治療しながら働いてる人がいるけど。あれはマジで辛そうだぞー。いやー、気の毒だよ。rosaさんは大丈夫か?癌で手術するだけでも相当辛いのに、なぜ手術の前に抗がん剤治療なんて、さらに辛くて苦しいことをしないといけないのか。サッサと悪い所を切除してくれれば良いのにな。」と言っていた。

これが一般的な本音なんだろうな、と思う。

しかしながら、12年前の1回目乳がんの時から、術前抗がん剤をされてる方は結構いて、「私はシコリが2cmを超えていたから。抗がん剤が良く効くタイプみたいで。回数も追加になったのよ。」なんて話も聞いた。

 

今回の私の場合は、腋窩リンパ節転移ありでシコリも大きかったので、術前抗がん剤と言われて、当然の事として受け止めていた。義妹のようにトリプルネガティブなら、これまた当然、とも思う。

 

患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2019年版 には以下のような記述がある。

「術前化学療法により70〜90%の乳がんが小さくなります。原発巣の浸潤がんが消失した場合には、消失しなかった場合と比較して、再発の危険性が約半分になります。

原発巣の浸潤がんと腋窩リンパ節転移がともに消失した場合には、消失しなかった場合と比較して、再発の危険性が約4分の1程度になります。」(P84-85)

www.nishihara-breast.com

抗がん剤治療は辛いけど、こういう記事を読むと、頑張ろう!という気持ちになる。