rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

私の乳がんプロフィール(1)

このブログを開設したのは2010年7月末。

当時は自分が乳がん患者になるなんて、まったく想像もしていなかった。もともとFC2で長いことブログを書いていたのだけど、周囲にホイホイと教え過ぎてしまって、思ったようなことが書けなくなってしまった。

「地味な所で思いっ切り叫びたい!」との思いから、はてなブログを始めた。長男おススメの“はてなブックマーク”が面白かったから。

しかし、意外や意外。ページビュー(訪問者数)は、はてなの方がFC2よりずっと多い。思いがけず、“乳がん”という厄介な病気と付き合わざるを得なくなってしまった人たちに、本当に役立つ情報と真実の声を届けたい、と思う。

乳がんの告知から治療まで、同時進行で進んで行ったこのブログ。これまでの経過をまとめてみた。

2010年

  • 8月 3日 夫の会社の配偶者健診受診。マンモグラフィーで女性技師の表情が変わる。オプションで超音波検査も受けるようにすすめられ、かなりじっくり検査された。9月初め検査結果通知。「要専門医受診」とのこと。健診センターから紹介状をもらい、病院の予約を自分で取り、と日数が掛かった。
  • 9月14日 乳腺クリニック受診。またマンモグラフィーと超音波検査。しこり部分に注射針をさして細胞診。60歳くらいの医師が、「今回、がんの疑いがあるってことでね。」と、ゆっくり丁寧に話してくれた。「まだまだ治療の第一段階だからね。」という一言が、今思うと意味深だったんだな〜、と思う。
  • 9月24日 検査結果を聞きにクリニックへ。医師はにこやかに、「この前、2ヵ所に針を刺して細胞を採り検査しましたが、そのどちらからも、ガンの細胞が見つかりました。」と、あっさりと言ってくれた!ガン???

「今回、マンモグラフィーを撮ったから見つかったガンですよ。じゃないと、場所もわかりにくいし、見逃されていた可能性もある。」と言われた。大きな病院(医師の元の職場)に紹介状を書いてもらい、診察予約を入れてもらった。単身赴任先からたまたま帰宅していた夫が、待っていてくれて良かった。

  • 10月 7日 紹介された病院初診(現在通院してる病院)。太針生検。「早期だと思われますが、ほぼ確実にガンですね。」と言われた。
  • 10月19日 組織生検の結果を聞きに病院へ。Ⅰ期の浸潤性乳管癌とのこと。この時点でしこりは2ヵ所あったが、バストが大きいので部分切除(温存)で大丈夫とのこと。入院・手術の日程を決めた。次男の大学受験があり、単身赴任中の夫が続けて休みを取れる日、ということで、11月に決定。
  • 11月11日〜20日入院
  • 11月12日 手術
  • 11月15日 ホルモン療法開始(ゾラデックス注射月1回3年、ノルバデックス服用5年)
  • 11月25日 病理検査結果を聞きに病院へ

「腫瘍は、コメド型乳管内癌とともに、充実性を主体とする胞巣が間質内に浸潤する、乳頭腺管癌です。乳頭腺管癌の像です。浸潤巣は2ヵ所以上あり、2つは9mm径です。波及度F(脂肪)、核グレード3(3+3=6点)、組織学的悪性度3、ly0(リンパ管侵襲なし),vl,Elc-(血管侵襲なし)(浸潤巣内に乳管内癌が見られないため)です。周囲の実質には異型小葉過形成が少量散在しています。切除断端は全て陰性です。リンパ節はSLN:0/2(2個取って転移なし)、レベルⅠA:0/0です。pT1b,pN0,pMx,pStageⅠ」

「ガンの場合、2ヵ所以上あっても、1つの腫瘍の大きさで見るので、9mmでステージⅠとなります。ホルモン療法が良く効くタイプなので、ホルモン療法でやって行きましょう。」との主治医のお言葉。この時点では、抗がん剤は使わないとのことで、ほっとしていた。HER2については何も言われず。

  • 12月 2日 仕事に復帰。(放射線終了までは1時間短縮。4.5時間パート)
  • 12月 9日 放射線治療開始(25回)、骨シンチグラフィ(両方とも放射線クリニックにて)
  • 12月27日 病院から呼び出しがあり受診。HER2の検査(ICH法)で境界型(疑陽性2+)となり、FISH法で再検査したところ、「増殖因子30%でむしろ多いほう。これはハーセプチンの適応になる。」とのこと。抗がん剤FECを4クール行ったあと、ハーセプチンを18回、という治療を提案された。1年3ヵ月かかり、お財布も大変。
  • 12月末日 家族会議の結果、抗がん剤ハーセプチンの治療を受けることに決定。調べれば調べるほど、HER2陽性は再発・転移しやすいことがわかり、ショック。早期なのにHER2陽性の人は7〜10%ほどと少ないらしい。

乳がんプロフィール(2)に続きます。