年賀欠礼、喪中ハガキが届くこの季節。
一番衝撃を受けたのは、会社員時代の先輩からの「夫が73歳で永眠いたしました」という知らせだった。
先輩Oさんはは私より2才年上で、夫さんは一回り年上だった。社会人になって初めて招かれた結婚式が、その先輩の結婚式だった。ご自宅にも何度かお邪魔しているので、顔見知りである。
先輩OさんとHさんと3人で20年ぶりくらいに集まったことがあった。2014年6月のことだ。東日本大震災で大変な経験をした二人だった。
その後はLINEでグループを作り、ちょこちょこ連絡は取り合っていたものの、なかなか集まることも出来ずにいた。
夫さんが11月に亡くなられた。どうして?でも、まだバタバタしている頃だろうし、電話するのもどうしたものか...。
悩んだ挙句、もう一人の先輩Hさんに連絡してみたら、Hさんの方にはまだ喪中ハガキも届いてなかったようで、とても驚いていた。
「うちの義姉がOさんのご主人と親戚だから、聞いてみるよ。」とのことで聞いてくれて、「コロナで亡くなったらしいよ。まだ親戚にも教えてないみたい。」と教えてくれた。
「うちは娘たちの孫をよく預かっていて、娘たちも孫たちも次々コロナに罹って大変だったけど。先月はそれでほとんど家にこもっていたの。でも、夫も私も罹らなくて元気だけどね。コロナで亡くなる人もいるんだね。ショックだね。」とHさんも衝撃を受けていた。
昨日、夜になってOさんとLINEで連絡が取れた。
夫さんは9月末にコロナに感染し、重症化してしまい、11月半ば頃に亡くなったとのこと。ワクチン接種も受けていたのだそう。主治医からは、極めて稀なケースだった、と言われたらしい。Oさんもコロナに感染したものの軽症だったらしい。コロナってやはり怖いのだ。
亡くなってまだ1ヵ月も経ってない。ご主人を亡くされたら心細いだろうなぁ。
自分の周りの人たちを大切にしなくっちゃ、と思った。