入院していた病棟に電話して、看護師さんに今の私の状況を伝えると、「わかりました。では、主治医に伝えて相談して、折り返しお電話させていただきますね。」とのことで、間もなく連絡があり、「今日は何時でも構いませんので、診察させていただきます、とのことです。何時頃来られますか?」とのことだったので、夫と一緒にすぐに準備して病院へ向かった。
診察室へ呼ばれ、主治医に今の副作用の状況を話し、首から胸に掛けての赤く腫れあがった発疹を診てもらった。
「これは、ドセタキセルのアレルギー反応だね。1回目に出た人は、2回目も3回目も同じように出るよ。抗アレルギー剤を処方するので、これからずっと飲んでください。軟膏も出します。あとは下痢止めのロペラミドと、ミヤBMね。ガッチリした副作用対策をしながら、継続してやって行きましょう。」
「食事が取れないんだね。どうする?補液も出来るけど。1本でも2本でもいいけど、時間が掛かるからね。」と言われたので、点滴1本をお願いした。お盆前ということもあり、病院は午前11時まで。時間を掛けてしまうのは申し訳なかった。
ドセタキセルがすっかり嫌になっていた私は、「あの。薬剤を変更したり、減量してもらうことは出来ないのでしょうか?」と聞いてみたが、「抗アレルギー剤をずっと飲みながらやってみて、副作用対策もして。それでもどうしてもダメな時には、その時考えましょう。」というお答えだった。ドセタキセルって、それほど効果絶大な薬剤なのか。
点滴を2時間してもらって帰宅した。
劇的に良くはならなかったが、夜は桃を食べ、夜中にはバナナも食べた。5回くらい下痢した後で、下痢止めのロペラミドを飲んだが、その後もさらに2回下痢した。とほほ。
少しだけ、お腹がギュルギュルと鳴って、「お腹空いてきた」という感覚が戻ってきた。回復するまでもう少しかな。