rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

抗がん剤ドセタキセル1回目(1)・予定の手術日と術式の確認

抗がん剤EC療法4クールをやり終えて、ドセタキセルの初回治療で病院へ。

着替えを済ませ、荷物を片付けてホッとしている所へ主治医がやって来た。

超音波検査で、乳房のシコリと脇のリンパ節のシコリを診るという。

「乳房の方は17ミリ、脇のリンパ節の方は11ミリ。順調に小さくなってますね。この調子で頑張りましょう。」と言われたが、前回より1ミリずつ小さくなっただけ。あまり変わってないような...。

 

「この調子で行くと、ドセタキセルが終了するのが10月ですね。手術の予定ですが、そこから1ヵ月後の11月になります。大丈夫ですか?」

「術式なんですが、全摘になりますよ。脇のリンパ節もガッチリ取ります。あなたの場合は、乳房のシコリが下側でもともと胸も大きい方なので、取るとかなりいびつな形になるんですよ。上側のシコリなら何とでも出来るんですが、下側のシコリはね。乳頭の向きもおかしくなるし、難しいんです。」

「リンパ節もボロボロだったからねぇ。全摘をお勧めしますよ。」

と、主治医からは「全摘一択!」というご提案。

「何か、どうしても部分切除にしたいとか、ありますか?」と聞かれたので、「いえ。それでは全摘でお願いします。」と答えた。

 

「全摘」かぁ。改めて突き付けられると、ちょっと寂しい気持ちもする。

世間一般のイメージだと、「乳がんって、昔は全摘が多かったけど、今は温存手術が一般的なんでしょ?」と思われてる方が多いと思う。特に近藤誠先生の著書がマスコミに取り上げられてから。しかし、実際に病院で乳がん患者さんたちの話を聞くと、意外に「全摘」されてる方は今でも多い。この話は、今後、じっくりと掘り下げて行きたいと思う。

 

さて、いよいよドセタキセルの点滴が始まった。

 

今回はEC療法の時のように、吐き気どめの飲み薬などはなく、副作用軽減のための点滴を先にする程度だった。そして、アイスグローブ&足袋で手先と足先を徹底的に冷やす。

これがまた、びっくりするほどのずっしりとした重さだった。

「体がガタガタ震えるくらいまで我慢しなくて良いですよ。途中、冷えすぎて辛くなったら、出したり入れたりして調節してくださいね。」とのことだった。

 

始まる前15分と終わる直前15分、と聞いていたが、結局1時間15分くらい冷やしていた。冷えて辛くなるかな?と思ったが、意外と気持ち良くて平気だった。

 

午後3時くらいには終了し、ECよりもしかしてラクかな?などと思ったが。「地味に辛い」という評判は嘘ではなかった。

なんか、胃の辺りが硬くなってるような。地味に食欲不振?お腹は空いてるのに、なぜかあまり食べられない。

そして、なんかお腹が痛いなぁ、と思っていたら、夜中に腹痛下痢でトイレに2回起きた。これは...。ドセタキセルも甘くみてはいけないようだ。