rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

抗がん剤ドセタキセル1回目(3)・辛すぎて途方に暮れる

抗がん剤ドセタキセル1回目投与の夜中。最初にやって来た副作用は、腹痛下痢だった。

トイレに2回駆け込む。お腹が緩くなる人が多い、と聞いていたので、こんなものか、と思った。

 

そして、身体中の痛み。

運動したわけでも、長時間歩いたわけでもないのに、足が筋肉痛。重だるかった1日目、2日目。それからは、痛みのオンパレード。

顎関節や奥歯の骨のあたり、頭痛、胃痛、腰痛、とにかくあちこち痛い。関節痛、筋肉痛、骨痛、と表現されてるが、時々ギクっとくる痛み、ギシギシした痛みで、なかなか辛い。

4日目、5日目とカロナールを飲んで過ごしたが、効いてるのか効いてないのかイマイチな感じだった。痛みというものは、かなり体を消耗させるものなのだな、と思った。

 

特に辛かったのは胃痛だ。

私は、日頃ほとんど胃痛になることはなく、食欲旺盛でよく食べる方だった。それなのに胃が痛くて全然食欲が湧かない。食べられないのは本当に苦しかった。冷たい麺なら何とか喉を通る。カルピスなら飲める。しかし、おにぎりを食べるのもだんだんしんどくなっていった。

 

EC療法の時は、吐き気どめの効果もあって、食べられなくなることはなかった。味覚障害はあっても、お腹が空いて食欲もあったし食べられた。なので体力は維持出来ていた。それがドセタキセルの場合は、食欲というものがどこかへ吹っ飛んでしまう感じなのだ。お腹も空かない。

 

食事前に病院から渡されていた吐き気どめの、メトクロプラミドという薬を飲んでみたが、効果はイマイチだった。舌も真っ白である。ECの時よりひどい感じだ。

 

何か食べると腹痛がして下痢になる。1日に4回くらいだが、下痢止めのロペラミドを飲んでいいのか迷って、結局飲まず。

 

3日目の午後くらいからは、首から胸に掛けて発疹が出て来た。最初は(なんか痒いな。汗疹かな。)と思っていたが、だんだん酷くなり、真っ赤に腫れあがった。寝ている時にも掻きむしってしまっているようで、悪化している。そして、5日目の夜には、胴体(胸から腰のあたりと背中)に薬疹のような発疹。痒くて辛い。

 

こんな調子なので、寝たり起きたりの生活で、ただただ辛さに耐えるだけ。身の置き所がない感じで、辛くて苦しい。

ひたすら、副作用が抜けるまで、こうやって時をやり過ごすしかないのか?

もうこんなに辛いなら、抗がん剤なんてやめたい!と本気で思った。

 

6日目の朝。

夫から、「病院に電話して、今の副作用で辛い状況を伝えて、食事が取れなくて困ってるから点滴をしてもらった方が良いよ。そんなんじゃ、体がどんどん弱っていてくよ。病院がダメなら、近くのクリニックにお願いしてみても良いよ。お盆休みの所も多いかもしれないけど。」と言われ、まずは入院していた病棟に電話をしてみることにした。