rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

寿司、刺身、アルコールは禁止。そんな生活も早3ヵ月。

乳がん抗がん剤治療が始まる直前。初回入院の時に、栄養士さんからこんなことを言われた。

 

「お寿司、刺身などの生モノは、抗がん剤治療中は食べないでくださいね。それから、アルコール類も禁止です。お酒は飲まないでくださいね。」

抗がん剤という強い薬を分解するために肝臓がフルで働くのに、アルコールを摂取してしまうと、それがうまく行かなくなかるから、という理由だった。生モノは当たりやすくなるから、と。

 

「病院によっては、生野菜もダメという所もあるみたいですが、野菜はよく洗えば大丈夫。ネットを開くと、いろいろな話が飛び交ってますが。そんなんだと、何も食べるものがなくなってしまいますからね。」

「高価なサプリメントも必要ないですよ。そんなのにお金を掛けるくらいなら、美味しいものをたくさん食べてくださいね。」

栄養士さんのお話にうなずく私。

 

脂モノが苦手な私は、寿司も刺身も良く食べていたし、休みの日は晩酌も楽しみの一つだった。それが「禁止」とは。

 

(ウチの庭の紫陽花は今が見頃。遅咲きなのだ。)

 

寿司と言っても、回転寿司とか、スーパーの惣菜の寿司とか、そんな程度のもので十分満足。お酒だって、安物のビールもどきで十分。チューハイもハイボールも大好きだ。

その楽しみすら、「禁止」とは...。もう、何を食べたら良いのか。

 

そんな生活も、もうすぐ3ヵ月になる。早いものである。もうちょっとで折り返し地点。

 

昼ご飯と、休みの日の晩ご飯は私が作る。パートの仕事がある日は、副菜などは私が作り、メインとその他は夫が作ってくれる。私の帰宅時間に合わせて、「お帰りなさい。ご飯できてるよ。」と、夫が用意してくれる。うはー、なんて恵まれてるのだ、私。

 

「刺身も寿司もダメなんて。もーう、どうしていいかわかんないよー。」と言いながら、用意してくれてるのだ。本当にありがたい!副作用で辛い時など、とっても助けてもらった。

 

それなのに、それなのに。

あまりにも台所関係を占領されてしまうと、それはそれで悲しくなってしまう、というこの矛盾。自分でもモヤモヤしつつ、複雑な感情を持て余す。それでケンカに発展したりして。

 

抗がん剤治療が終わったら、美味しい刺身と寿司をたらふく食べて、お酒を思いっきり飲もう。夫に、心から感謝の気持ちを伝えよう。後は、何をしようかな?

まだまだ先は長い。