rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

抗がん剤EC療法1回目(その3) お喋りは続くよ何処までも

☆1日目〜2日目 退院まで

抗がん剤EC投与翌日。

夜中に突然ムカムカして少し気持ち悪くなったが、すぐに治まった。朝までぐっすり眠り、疲れも取れた感じ。朝ご飯も普通に食べられた。ちょっと足が浮腫んで重い感じなのは、動いてないからなのか。

この程度なら、副作用も大したことないのかも、と思えた。

 

また、一泊入院の人たちが入室して来た。60代くらいの人が二人、若い人が一人、もう一人は日帰りで夕方帰って行った。

 

どこに入院しても出くわすのが、「私はお喋りが大好き!!喋らないと死んじゃう。」タイプのオバ様である。本人にはまったく悪気がない。とにかく世話焼きで教えたがり。グイグイ来るタイプである。そういう人がやって来たなー、と思って見ていた。

 

しかし、そこは抗がん剤投与である。怒涛の忙しさだし、投与後はみんなぐっすり寝ていらした。静かな室内が夜まで続いた。

 

すると、夜8時を過ぎた頃、「良かったら、みんなでお話ししませんか?私、静か過ぎるのが苦手なのよ。仕切りのカーテン開けて、お話ししましょうよ。」と、私に声が掛かった。

 

そこから始まった、怒涛のトークタイム。

みんなそれぞれに自分の今の状況や家族の話をしたはずなのに、なぜかそのオバ様の話しか印象に残ってない。しかも、メチャ顔が広くて情報量がハンパなくて話題も尽きない。最初の入院で仲良くなった人たちや、最近仲良くなった人たちとグループを作って、今もランチ会などの交流を続けているらしい。

 

乳がんの医療費って、すごく高額で大変じゃない?」と、突っ込まれれば、それはみんな興味をそそられる。

がん保険に入らないとダメよ。それも、先進医療を付けなきゃ。がん保険入ってる?」

やたらとがん保険に詳しいなぁ、と思っていたら保険の勧誘のお仕事もされてるらしい。(元々は他の自営業?)顔が広いわけである。

 

私が「ウチの夫は保険嫌いなので、定年退職後は保険に入ってないんですよ。会社員時代は子育てに困らない程度に普通のには入ってたんですけどね。」と言うと、信じられなーい!という顔をされた。

偏屈夫が役に立った。ウチの夫は、過去に自分でいろいろ計算しまくって、「保険金掛けるのは全然お得じゃない。」という結論に至ったらしい。その分、貯蓄その他で何とかしよう、と。

 

あっという間に9時の消灯時間になり、看護師さんが室内灯を消しに来た。

「私と友達とずーっとお喋りしていて、あまりにうるさかったのか、違う階にベッドごと移動させられたことがあるの。」とオバ様。そうでしたか。そのような過去にもめげることなく。私は頭が冴えて寝不足だった。

 

翌朝も、マシンガントークは続いた。はぁぁー。