私のパート先は3月が一年で一番の繁忙期。
なので例年この時期はあまり予定も入れず、残業になっても対応出来るように心の準備をしていた。
昨年も１時間程度の残業を数回したし、一昨年は出勤日数21日の中で１時間の残業を10回した。この時はさすがに辛かった。
そんな所へ昨年10月からの「社会保険の適用拡大」である。
社会保険に加入することに何のメリットもない私は、「88,000円未満で働く」という制限付きになり、残業は出来なくなった。どんなに仕事量が増えても、それ以上は働けない契約である。
他の店舗では逆に以前よりパートの労働時間を増やして、社会保険に加入する人を増やしたらしい。
私のパート先は「社会保険に加入しない」という人ばかりなので、総労働時間は減る一方である。学生バイトが増えて、よく働いてくれるのでありがたいが、その人たちも「学業の傍ら働いてる」という身分なので全面的に頼れるわけではない。
パート先に出勤する度に、(うわ、仕事が山積み。メッチャ増えてる。)と目にして、社員さんたちの疲れ具合がハンパないのもわかる。しかし、私にはどうすることも出来ない。
社員さんたちの間では、「今回の社会保険の適用拡大は改悪だ！こんな制度では、働きたいパートさんたちも思い切り働けない！」と話題になってるらしい。
申し訳ないな...と思いながらも、月16日勤務になった私は、初めてゆったりとした気分で3月を過ごせている。実にありがたい事である。
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そんな状況なのでWBCの日本の試合は、ほぼ全部テレビ観戦することが出来た。
準決勝のメキシコ戦も決勝のアメリカ戦も、素晴らしい試合だった。
大谷選手が、あまりにも人間として完璧過ぎて出来過ぎてて、漫画か映画の世界みたいに思えてしまうが、実在してるという驚き。
キャンプ初日から参加して、チームのみんなを引っ張って行ってくれたダルビッシュ選手も、いざという時に頼りになる吉田選手やヌートバー選手も、他の選手も素晴らしかった。栗山監督も。
コロナ禍がようやく収まったこのタイミングでの優勝！素晴らし過ぎる。
「すごいものを見せてもらって、どうもありがとうございました！」とお礼を言いたい気分である。
