10月から働き方を変えよう、と決意したものの、店長と話す機会がない。7月末の面談で、他のパートたちはそれぞれ確認されたとのことなのに、私との面談では触れられなかった。
コロナに罹って休んでる社員がいて、人手不足がさらに酷い状態に陥り、私の面談は短縮されて簡単なものになったのだ。(rosaさんなら、これからも今までどおり働いてくれるだろう。変に触れないでおこう。)という思惑もあったように思う。
仕方なく、店長宛にメモを書いて置いておいた。
「10月から、勤務日数を減らして月額賃金88000円未満で働きたいので、よろしくお願いします。」と。
休みの翌日、出勤すると、「rosaさん、この前の答え。」と、メモを返された。それには、「rosaさんは現在の働き方のままで自動的に社会保険加入になります。」とのこと。
はあっ???自動的にって、どういうことよ???そういう意味じゃないのに。もう、絶望的。周囲の人たちに言ったら、「ちゃんともう一度確認した方がいいよ。」とのことだったので、店長にはっきり伝えた。なのに答えは、「rosaさんはダメだよー。」とひと言。その日は忙しくてうやむやになった。
数日後、O先輩とその話題になった。
「今朝、店長がrosaさんから言われた、って私に言って来たのよ。だから、私の見解も伝えておいた。考えててくれてると思うから、もう一度ちゃんと伝えた方が良いよ。」とのこと。ありがたいことである。
店長を捕まえてもう一度念押し。「10月から勤務日数を減らして88000円未満で働きたいので、よろしくお願いします。」と。「そうかー。そういうことなら仕方ないよね。」と、今度はちゃんと了承してくれた。良かったー。心の中でガッツポーズ。
「ああ、ますます人手が減るなあ。もう、これから先どうしたら良いんだ。求人募集掛けても誰も来ないし。社員の負担ばかり増えるよ。」店長の嘆きが聞こえたが、もはやどうすることも出来ない。
私が今40代だったら、まだまだ息子たちの教育費が大変だったら、社会保険に加入して働く道を選ぶと思う。しかし、もうすぐ59才。数年、社会保険に加入したところで、年金の月額が数百円増える程度だろう。大したメリットはないのだ。
2014年から、人の嫌がる遅番を引き受けて、人より勤務日数も多くして頑張って来たので、この機会はチャンスなのだ。あきらめずに交渉してみて良かった。
本社から配られたプリントにも、「今回の法律改正に伴い、パートの方の働き方の希望を叶えるようなものではありません。現状の働き方のまま、自動的に社会保険加入となります。」みたいな説明があった。
現場は混乱してるのか?各店舗から質問がいろいろ寄せられてるらしい。人手不足でどこも大変そうだ。