先週、NHKの地元のニュースを見ていたら、「宮城県沖を震源とした、東日本大震災なみの大地震が起きる確率は90%で、その時期が切迫している。それは計算上、ほぼ確実と思われる。」みたいなことを研究者が語っていた。
90%???あんな経験はもうこりごりなのに、なんだよー...という暗ーい気分になった。
そんなことも忘れかけていた3月16日の就寝直前。その大地震は起こった。
さぁて、そろそろ寝ようかな、と準備をしていたら突然ガタガタと揺れが来た。びっくりするくらい大きかったので、暖房を消して急いでテーブルの下に潜った。緊急地震速報が鳴ったのはそれからだった。寝ていた夫も二階の寝室から降りてきた。
ひとまず収まった、と思ったら、さらに強い揺れが来て、大きく横揺れ。食器棚の中の食器も揺れて、ガシャーンと壊れる音もした。なんなんだ、一体⁉︎
余震がずっと続いて、なかなか収まらなかった。
一度停電になって、家の中が真っ暗になった時には、またあの東日本大震災の時のような生活になるのか...と覚悟をし始めていた。なので、すぐに電気が復旧してくれたのは、ありがたくホッとした。
結局、壊れたものはグラス一個とそばちょこ一個。被害というほどのこともなかった。
驚いた息子たちからLINEが来て、やりとりが続いた。こういう時、すぐに連絡もらえるのは嬉しいものだ。夫の兄と妹、あとは職場からの安否確認。夫となんだかんだ話してて、気がつくともう12時半。慌てて床に入った。
そういえば、一年ほど前にも同じような地震があったなぁ、と調べてみたら昨年の2月13日だった。
職場からの最初のLINEでは、「店舗内が大変な状況なので、明日の朝、可能な人はお手伝いに来てください」となっていたが、「上からの指示で、社員のみで行うことになりました。パートさんは通常出勤で。」と変更された。
私は、もともと繁忙期で1時間早く出社の予定になっていたので、その時間に出勤すると、玄関前に貼り紙がされていた。店舗内が非常に危険な状況なので休業するとのこと。
社員は地震の後、全員出社して現場状況を確認し、写真を撮って本社に送ったとのこと。夜中だったので一旦解散し、翌朝また現地集合で、終日片付けと後処理に追われたようだ。みんな疲れ切ってた。
商品を陳列している金属製の棚を什器というが、それがドミノ倒しになって折り重なってたり、歪んだり、倒れて柱にキズがついてたり、という惨状を目の当たりにして驚いた。
東日本大震災の時より被害は大きくなりそう、とのこと。倒れた什器を持ち上げて立て直したり、力仕事の一日だった。1日で復旧させる予定が、なかなか難しくて、今日も休業。後片付けはなかなか大変だ。