rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

大人になっても30才過ぎても、息子たちのことは心配だ(2)

実は次男は今住んでるマンションの引越しを考えていて、契約更新はしないつもりでいた。1ヵ月先だと思い込んでのんびりしていたら、いきなり「契約更新の期日が迫ってます」と管理会社から連絡が来て大慌て。

 

不動産屋巡りをして、良い物件候補を2件見つけた。気に入ってる方の物件が「先行申し込み」をしなければならず、保証人も必要とのこと。

 

「お母さん、保証人になって。この書類の必要な所に記入して送り返して。」と、LINEで画像を送って来た。(以前、夫と揉めたことがあり、保証人等は私に頼む次男。)

その書類の画像を見て呆れてしまった。住所は書き間違えてるし、自宅の電話番号も記入されていた。自宅の電話なんてかなり前に取り外して、今は携帯電話のみなのに、知らなかったのか次男!

 

夫も怒り始めた。

「引越しするなんて聞いてないぞ!大学院時代の奨学金を早く一括返済しろよ、とお金を送っただろ?あれはどうした?勝手に引越し費用にされたら困るよ。相談も何もなしに、いきなり保証人になってくれなんて。だいたい、30過ぎの大人がマンションの契約更新の期日を間違えるなんて。信じられないよ!」「住む予定の物件、場所とか間取りとか、どんな感じか教えてくれても良いんじゃないか?もしかして内見もしてないのか?引越し費用はどうするんだ?人手不足で引越し料金も爆上がり、とテレビでやってたぞ。」

 

翌朝、夫が家族LINEに書き込むと、長男も長文をドンドン書き込んだ。

「◯◯(次男)、30過ぎてて子供じゃないんだから。お父さんお母さんに心配かけたらダメだよ。」「引っ越しすれば、転職すれば人生が良くなる、なんて他責の考え方じゃダメだよ。」

こりゃあ、次男も大変だな、と思い、「あんまり一気にガーッと言われても◯◯も大変だと思うので。また夜にでも話し合いましょう。」と私が提案した。

次男は仕事中だから、いちいち返信も難しいだろうし。ということで、私がパートの仕事から帰ってから3人で話し合おう、ということになった。(長男は仕事のため話し合いには不参加)

☆   ☆   ☆

話し合いが始まり、夫から矢継ぎ早に叱責されても、次男は神妙にしっかりと言葉のひと言ひと言を受け止めていた。すべては自分のミスが招いたことなのだから仕方がない。転職活動に気を取られて、マンションの契約更新手続きは後回しになっていた。

 

こんな時期に大急ぎで決めた物件なんて大丈夫か?と思ったが、本人は新しい環境が気に入ってる様子。今より家賃が2万円ほど安くなり、会社への通勤時間も短くなり、スーパーや商店街も近くなり過ごしやすそう。その点はちょっと安心した。

 

話し合いが進んで少し冷静になった夫が、「◯◯はすぐに転職、転職というけど。いいか、まずは今の会社でふんどし締め直して頑張ってみろ!そんな気持ちでは、どこに行っても同じだぞ。」などと仕事に関しての思いの丈をぶつけていた。

今まで、夫と次男が仕事のことをじっくり語り合うことなんてなかった。次男の心にズドーンと響くものがあったらしい。

「そうだね、確かに。よし、今の会社で本気で仕事に取り組んでみるよ!地道に転職活動も続けながらだけど。」そんなことを言い始めた。

 

今回の、次男の契約更新ミスから始まった騒動では、私もかなり疲れたけど。次男に取っては良い薬(劇薬?)になったのでは?と思う。

親はいつまでも心配が尽きないものだな。

 

私の住む街では、今日、桜の開花宣言があった。散歩の途中で見事な枝垂れ桜を発見。

空の色とのコントラストが素晴らしくて見惚れた。桜は最高。