いわゆる女の嫌な部分。
・「女の敵は女」自分よりも恵まれた女性に嫉妬し、足を引っ張ろうとしたり、幸せを奪い取ろうとする。
・裏表がある。表では良い顔をしていても裏では陰湿。
・男性の前で「かわいい女」「頼りない女」を演じる。
・他の女性を差し置いて、自分だけが好かれようとする。
・恋人が出来ると全てが恋人優先になり、「無礼」としか思えないような態度を取る。
・すぐに群れたがり、均質を求め、異質なものを排除しようとする。
・自分は自分、他人は他人、という見方をすることが苦手。
・感情的に「敵」「味方」を決め、敵に対してはとことん感情的に攻撃する。
・陰口や噂話、他人についてのネガティブな話が好き。
・ストレートに話さず、間接的で曖昧に「ねぇ、わかるでしょ」というような態度を取る。
・「お母さんぶり」「お姉さんぶり」をする。悪気はなくても、意見の押しつけをしたり決めつけをしたりする。
女性同士の付き合いで面倒臭いのは上記のようなところ。さて、どうやって対処して行ったら良いのか。著者の提案はズバリ「女」度を下げること。
面白い!27のケースが載っていて、どれもこれも思い当たるような話だった。
実はこの「女」が持つ特徴の多くは、他人から傷つけられて来た人たちに見られる特徴と共通しているらしい。
自分の意見と違う意見を持っている人を見ると、「自分が否定された」と感じがち。人を見たときに「自分の敵か味方か」を区別したがる傾向にある。自分の気持ちを率直に打ち明けることが苦手。「自分の領域」と「他人の領域」の区別がつきにくい。などなど。
こうした「女」が作られる背景にあるのは、「女」が「選ばれる性」だから。男性から選ばれるということを中心に世界が回っているから、癒されない。なるほど〜。
トラブルにはどう対処していったら良いのか。
まずは分析。そしてステップ1は「巻き込まれない」、ステップ2は「自分を守る」、ステップ3は「女を癒す」、となかなか実践的。いかにして自分の「女」度を下げるか、という対処法が提案されていて、なかなか興味深かった。
☆ ☆ ☆
仕事場での雑談で同僚が「女の人生なんて、妬みとかやっかみとかそねみとか、そんなのばっかりよ!」と、感情的に語り始めて驚いたことがあった。
独身時代に勤めていた会社で、どうしても合わない人が1人居て、妬まれて散々嫌な態度を取られたことがあったらしい。同僚いわく、若い頃は美人でスタイルも良かったらしいから、妬まれるのも無理はなかったのだろう。
そういう経験がほぼない私は「へえ〜。苦労したんだね。」という薄い反応しか出来なかった。「女」度が高い職場で働くのって大変なんだろうな。
「私ってちょっと変わってるから。」と言って、群れることなく1人で行動していれば、女性特有の面倒臭い人間関係には巻き込まれずにやって行けそうだ。