職場の人間関係についていろいろ喋るたび、「女ってコワイねー。」と震え上がる（？）夫と息子。
前店長が半年という異例の早さで転勤が決まり、新店長が赴任してくるという時、うちの夫はしみじみこう言った。
「女の人達は、新しい店長に対してもきっといろいろ陰で言うと思うんだよ。でもさ、男ってもんはさ、ほとんど例外なくまずは改革から始めるんだよ。それは、自分の力を誇示したいからでもあり、リーダーシップを発揮したいからでもあり、自分のやりやすいように持って行きたいからでもある。店長ということで責任感もあるしな。だから、あまりやいのやいの言わないで、見守ってあげて欲しいよ。大抵の男はそんなもんだよ。」
新店長がやって来てもうすぐ2ヵ月。やはりいろいろ言われている。夫から聞いていたこともあり、私もちょっと複雑な心境だ。誰も協力的じゃなくて反発されたら、やりにくくて困るだろうな、と思う。
よく気がついて機転が利く人ほど、他人の欠点にも厳しくなる。家庭では旦那さまにも厳しいのだろうな、と思うのだ。一般的に男の人って気が利かない。察して行動することが出来なかったりする。
女の社会というのは、共感しあう社会なので、上司や同僚への愚痴大会を毎日毎日繰り広げることになってしまう。
この所、店長とパートの個人面談が行われていたのだが、店長に対する不満・意見をバッチリハッキリと言った人たちもいて、店長も態度を改めてくれたりした。
すごいな〜。私も質問はいっぱいしてよく話はしたが、不満や意見を直接言うなんて出来なかった。不甲斐ない。情けない。
少し前までは新人さんたちのやることなすことにも、多少イラッとしていたのだが、「あぁ、これって姑根性なんだな。やめよう。」と思ってからは、あまり腹も立たなくなった。
私など、勤務年数6年を超えたというのに、まだミスを指摘されて凹む。こんな人間が他人のことをああだこうだとは言えないよな、と思うのだ。欠点だらけだもん。
でも、人間って欠点があるからいいんじゃないかな？と思う。もう、どうにもならないようなダメなところがあって。それがためにいろいろな出来事も起きてくるんだけど。でも、欠点があっても人から好かれてたり、逆に欠点が少ないけど好かれない人もいるし。
私は人間臭い人がけっこう好きだな。
