rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

空き家の雪問題・その2

一昨日の朝、さっそく教えてもらった左官屋さんに電話して、機械(ミニブルドーザー?)での排雪をお願いした。

すると、「うちじゃないと思うよ。◯◯工務店でやってもらったんじゃないかな?」と言われてそちらに電話すると、「うちではやってないですよ。◯◯建設さんじゃないかな?雪囲いはうちでやったので、壊れてないかたまに確認しに行きますね。」とのこと。◯◯建設さんに電話すると、「うちでもやってないな。」って、どういうこと?しかし、たしかに昨年のあの大雪の時はやってもらってたはず。

「まぁ、いいですよ。うちでやりましょう。」と◯◯建設さんで引き受けてくれることになった。私は本家のTさんに言われたことを伝えるのみなので、実家がどんな状態になっているかはわからない。「じゃあ、現場を見に行って大体いくらくらいになるのか連絡しますね。」と言われ、「かなり掛かりますか?」と聞いたら、「いやいや、そんなに何十万円とかじゃないから。」とのことだった。

この建設会社の社長さんは父と友達で葬儀にも出席してくれたので、私としては安心してお任せしたのだが、それがマズかった。

昨日の夕方、電話があり、「排雪の作業、すべて終了しました。屋根の雪もすごいことになっていたので、屋根に登って雪下ろしして、家の周りの雪もどけました。縁側の周りと玄関の所。でも、あと1回くらいやらないとダメかな?料金は三万円です。」との報告を受けた。

三万円?!いきなり三万円とは。げっ、そんなに掛かるのか(泣)現場を見に行って見積もりをしてくれるという話だったのに、確認もないまま全て終了か。

こんな時、普通だったらメールに写真を添付して説明するくらいのことはあっても良いのでは?と思うのだが、田舎の業者にそれは通用しない。父の友達ということもあり強く言えない。しかも、田舎は人と人のつながりが異様に強くて、些細なトラブルの影響は多方面に広がってしまう。

ショックだったけど涙を飲んで、すぐに振り込む旨を伝えた。

夜、夫に事の顛末を伝えると、「何だよそれ?それって女だからって完全に甘く見られてるよ!すぐに振り込みなんてしたらダメだ。オレが言ってやるよ。」と怒りがヒートアップ。

「いいよ。今ここでなんだかんだ言うと後が面倒臭いから。三万円なんてビックリだけど、自分で屋根の雪下ろしなんて出来ないし、仕方ないよ。もう一回やらないと、なんて言われたけど、しばらく様子見て、やる時は事前にこちらに話をしてくださいと言っておいた。今回だって、現場を見て料金伝えてからの作業、という話だったのに、事後報告だけだった。」と私が言うと、「そんな風に言われたままにお金払ったら、また何だかんだと言って来るぞ。商売なんだから。雪が溶けたら雑草だの庭木だの。どうする?」と夫。私がためらっていると、「そんな事してたら、お金なんてあっという間になくなって行くよ!まぁ、オレの金じゃないからな。オレは知らん。」と切り捨てられた。

誰も住まなくなった家を維持していくのに、こんなにいろいろなことが関わってくるなんて。費用、手間暇、交通費、ストレスetc。

特に田舎は商売上も競争がないから、田舎特有の常識がまかり通る。私が見ていても「えっ?」と思うようなことは今までもたくさんあった。しかも、亡くなった父は金払いの良い人だっただけに始末が悪い。

夫にしてみれば、現場の状況説明も料金の見積もりもなく事後報告のみ、と言うのは「あまりにもバカにした話」という感じがするとのこと。怒るのも無理はない。今度は夫を通して話をしてもらうことにしよう。女だからって甘く見られる、というこの現実。田舎はまだまだ保守的だ。

これから先も実家を処分するまでこんな苦労の連続なのか?次の雪シーズンまでには何とかしたい問題だ。もうこんな思いをするのはイヤだな。