rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

「最強の人生相談」ミセス・パンプキン

一番最初に取り上げられている「妻との会話が死ぬほどつまらない!ドラマやワイドショー、人の悪口しか話さない妻の話をやめさせたい」という章を読んで、「この本を買おう!」と思った。

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この相談に対するミセス・パンプキンの答えは「嫌なことははじめから嫌というべし。家庭内で演技してはならない。」と実に率直でスッキリしたもの。

 

「妻の話を聞くのは面倒臭いけど、1、2時間我慢して聞いてる振りをすればいいだけだから。それが我が家の平和の源泉ですから。」なんていう旦那様もいるそうだが、「相手に対して不快に思うことは伝えるのが誠意。我慢は長続きしない。」とバッサリ。

 

「妻の会話の90%はドラマとワイドショーの話。残りの10%は他人の悪口。家庭での会話が死ぬほど低レベルでつまらない。」というご主人。ああ、なんか、そうなりがちだな。自分も反省しなきゃ、と思った。

 

「人の不幸は蜜の味。他人のゴシップが大好物。」と自分から言ってる女性は結構いる。ワイドショーをはしごして、ご意見番気取りになってる人もいる。他人のことは色々言えるけど、自分がその身になるとなかなか難しいのもこの世の常なんだろうと思う。

 

そして、つまらない話をする人ほど話が異様に長い。延々とおしゃべりが続く。私もこの手の人は苦手である。「時間泥棒は他人の人生の時間を奪うこと。そして、夫婦共々、そのレベルの人間に見られるのです。」と、ミセス・パンプキン。

 

ミセス・パンプキンは結婚当初に夫から「自分に近所の人の話をしないでくれ。まったく関心がないから。」と言われ、「我慢して聞いてもらわずに、最初からきっぱり言ってもらって本当によかった。」と思ったそうだ。

 

ちょっとケースは違うが、今のパート先でやたらと人間関係でもめていた頃、当時一緒に住んでいた次男に、毎日のように「ちょっと聞いてよ!今日職場でこんなことがあったのよ。もう、本当に嫌になるわー。」と愚痴りまくっていたことがあった。

 

うちの次男は人当たりが良くて優しくて、どんなことでも受け止めてくれそうな雰囲気を漂わせている人間なのだ。しかし、実は中身はなかなかスルドイ。

 

「くだらない。実にくだらない!毎日毎日愚痴ばっかりだ。そんなに嫌なら、そんな職場やめちゃえばいい!そんなくだらない人間ばかりの所で働いてる意味がない。」とバッサリ。言われた私は唖然とした。

 

たしかに愚痴ばっかりだった。次男には実につまらない話を日々聞かせ続けてしまった。まさに時間泥棒。この件で反省した私は、その後、「他人様を愚痴のゴミ箱にしないようにしよう」と心に誓った。当然、一番身近にいる夫にも、である。

 

嫌なら辞めちゃえばいいのだ。現実を本当に変えるための努力をすればいいのだ。毎日毎日、姑の嫌な所とか、夫の困った所とか、並べ立ててもどうにもならない。

 

あらゆる人間関係の悩みはビジネスでの成功にも共通するようで、この本は大体の問題に対応するように編集されているようである。

 

ミセス・パンプキンという存在をこれまで知らなかった私。東洋経済オンラインの人生相談室も興味深い話が多くて、実に面白かった。