rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

大雨の中のキャンプはマジ大変!(2)

もともとアウトドア大好き人間の夫は、YouTubeでキャンプ動画をたくさん見て、最近流行の各種道具を取り寄せていた。メスティン、ガスバーナー、焚き火が出来るストーブ、アルコールストーブetc。

 

炭火を起こして焼き鳥を焼いたり、鍋でご飯を炊いたり。調子に乗った私は、ビールを飲んでワインを飲んで、といつもより早いペースでたくさん食べて飲んだ。美味しかったのだ。酔いが回って頭がクラクラして気持ち悪くなり、トイレに立った。

 

体がものすごく冷え切っていた所に、飲み過ぎて食べ過ぎた。胆石になってから、冷えと油物と食べ過ぎは大敵だ、と分かっていたはずなのに。

 

トイレの中で食べた物全部、吐いた。体調は最悪だった。大雨の中、一人でトイレで死闘を繰り広げていたのである。

あまりにも時間が掛かっているので、心配した夫が見に来てくれて、「大丈夫か?」と声を掛けてくれた。ありがたい。

 

バンガローに戻って寝袋に体を埋めてからも、足の冷えは全然治らなかった。大雨の勢いは一向に収まらず、(これがゲリラ豪雨ってやつ?)と恐ろしくなった。どうやらこの地域周辺に集中的に雨が降り続いているらしい。

 

私たちの他には、2組の家族連れがキャンプに来ていたが、みんなバンガローに移動して来た。そりゃそうだ。どんな立派なテントでも、こんな雨ではどうしようもないのだ。

 

明け方になって、ますます雨の勢いは強くなった。「こんなんじゃあ、今日の法事も宿泊する予定のホテルも、全部キャンセルしなきゃいけなくなるかもね。」と、夫と最悪のパターンまで予想する始末。

 

しかも、田舎あるあるでスマホが圏外で情報も取り込めないという。少し移動すればなんとかなりそうでも、ひどい大雨の時はじっとしてる以外に手立てはなかった。

 

朝になってようやく雨は弱まり、夫が朝ごはんを準備してくれた。(私は食欲なくて食べなかった)朝8時に全部片付けて撤収。キャンプ場を後にすることが出来た。

 

午前9時半。お寺さんにて弟の七回忌法要。と言っても夫と二人だけの簡素な法要である。お墓参りした後、夫が私の故郷をドローンで撮ってくれるというので、2年ぶりの田舎を思い切り楽しんだ。

 

2017年の12月に他の人に売り渡した実家の様子も見ることが出来た。ここまでは雨もやんでくれて助かった。雨に濡れていたスニーカーもようやく乾いて、私の心も軽くなった。

 

最悪のコンディションの中、予定していた計画をこなして肩の荷が降りた。宿泊予約をしていたホテルで温泉に入り、美味しい物を食べて帰宅の途についた。

 

マジ大変でサバイバルな二泊三日の旅だった。