少し前に、はてなブックマークでこんな記事を読んだ。
すごいおばあちゃんである。
80代でありながら、ものすごく新しい知識に貪欲でITスキルにまったく抵抗感がなく、町内会で数々の業務改善を成し遂げた、という。
自らのコミュニケーションスキルを上手に使って、暗黙知をヒアリングして業務を改善した、ということらしい。
かっこいいな〜。私もこんなおばあちゃんになりたい。これから先、孫が生まれたら、ちょっとお金に余裕があって頼りになるおばあちゃんになりたい。そのためにも、まだまだ働いて行こう、と思う。(パートだけど)
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新型コロナウィルス の事もあってか、私のパート先でもIT化、業務改善が進んでいる。6月は仕事のやり方が根本から変わって、覚えることがたくさんあった。
「私はもうトシだから。若い人たちはスマホやパソコンに慣れてるから使いこなせるけど。もうついて行けないわ〜。」同僚パートが嘆いていた。彼女は私よりずっと若い。
(もうトシだから、なんて絶対言わないようにしよう。)と密かに心に誓う私。
新しいことを覚えて慣れて行くのは大変なことだけど、脳の違う部分を刺激されてるようで気持ちが良い。アクシデントも起こるし、ドキドキハラハラするのはみんな同じ。間違えながら覚えて行けば良いのだ。
この感じ、以前にも何かあったなぁ、と思い出した。20年前、誰にも教えてもらわずに適当にヤフーのオークションを始めた時の感覚だ。
うちの夫はパソコン大好きで、インターネットが普及する前からパソコン通信を楽しんでいた人である。自宅にはいつも中古のパソコンが何台もあって、自由に使わせてくれていた。
オークション人口がまだ少なかった頃、面白そうだからやってみよう、と始めてみた。夫は一度だけ出品して落札されたが、発送するのに1週間くらい掛かったら「悪い」と評価されびっくりして、その後はまったく利用してなかったとのこと。
専業主婦だった私は、「即連絡、即発送」を心掛けて評価数を上げ、オークションに関しては夫より先輩になって、色々教えてあげた。デジカメで写してパソコンに取り込む所だけ教えてもらって、あとは自分で調べてなんとかやっていた。
あの頃に比べると、「メルカリ」なんかは非常に良く出来たシステムでやり方もカンタン。世の中便利になったものである。
私がヤフオクを始めた頃は、「カスピ海ヨーグルト」がブームになっていて、自分で培養したヨーグルトの種を出品する人がたくさんいた。それも、普通郵便で発送していたような気がする。今では考えられないことだけど。
ヨーグルトの種を落札して、牛乳に入れて温度管理して増やして、それを出品する、という手法である。評価欄が大荒れに荒れてる人もいて、読むのが面白かった。
自分で焼いたケーキとかクッキーを販売してる人もいた。ケーキの人はクール便で発送していたような気がする。数年後には食べ物系は規制が厳しくなったらしい。
いつまで経っても入金しない、とか、連絡よこさない、とか、非常にルーズな人を相手に評価欄でバトルしてるのを、何度も見かけた。メルカリが、お互いの評価が終わって取引終了になるまで評価を見ることが出来ない、というのは、なかなか良く出来たシステムだなぁと思う。
おばあちゃんになっても、世の中の変化を面白がれる人間でありたいなぁ、と思う。