rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

我慢し過ぎると怒りのコミュニケーションになる

思えばここ数日、夫も私も仕事関係のことでイライラが募ってストレスを感じていた。

夫は、登山好きの同僚たちと近場の山へ出掛ける話が、なぜか途中から「みんなでバーベキュー&ディキャンプ。幹事よろしく。」みたいな話になり、計画準備に悩むハメに。私は私で、社員が全然いないシフトの1日を任されるハメに。

 

毎朝のルーティン。私は洗面所でパジャマを脱いで、素っ裸で体重と体脂肪を測り数値をメモしてる。着替えて顔を洗って身支度を整える。

 

そこへ夫が噛み付いて来た。

「身支度で洗面所を占領するのはやめてくれ。朝は忙しい。寝室で着替えてくればいいだろ!」

 

もっともな指摘。だけど、朝起きてすぐに噛み付かれたようで気分が悪い。しかも、この1年7カ月の間、何も言ってなかったのに、なぜいきなり??ムッとしてしまった。

 

八つ当たりか?私は家政婦なのか?何だかだんだん家の中で居場所がなくなるようで虚しかった。それでなくても、夫が家の中で勢力拡大を謀っているので、居心地が悪いのに。

 

帰宅後もムッとした気持ちは収まらず、会話もせずに早く寝た。

 

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Youtubeでこちらの動画を見た。

www.youtube.com

日本人のコミュニケーションの最大の敵は、「相手の心を深読みし過ぎること」なのだそうだ。

 

  • コミュニケーションは自分が感じてることを伝えることであり、彼が感じてることは彼に聞く。これがとても大事なのだが、これが出来ない。
  • 相手がイライラしてる時、自分が原因で怒らせた?と思ってしまう。仕事のことが原因なのかも知れないのに。ストレートに聞いてみることが大切。
  • コミュニケーションのとても大切なことは、自分が思っていることの全部を聞くこと、伝えること。一人で完結してはダメ。
  • 我慢し過ぎて怒りが爆発すると、二人の関係がネガティブになる。伝わるメッセージは、「あなたに怒られてる」という全然違うメッセージになる。
  • 感情的であったり、怒りというコミュニケーション。実はそれは「助けを求める声」。
  • 「愛してほしい」「助けてほしい」「分かってほしい」これが上手に言えないと怒りになる。
  • 出来る限り、どんなことでも伝えてしまう。
  • コミュニケーションは絶対怒りをぶつけてはダメ。

要約するとこんな感じ。(ネタバレすみません)

気持ちを怒りを使わずに伝えることが出来ると、パートナーシップは劇的にうまく行くのだそう。

 

クマのプーさんみたいな先生(ごめんなさい)だけど、とってもためになるお話だった。

相手の機嫌が悪い時、自分がなにか怒らせたんじゃないか?という不安から始まり、ネガティブな方に膨らませてしまうのは、よくあることだなぁ、と思った。

感情的にならず、怒りを使わずに、率直に思いを伝え合えれば良いのだな、と思ったものの、なかなか感情の整理をつけるのは難しい。

 

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朝になっても憂鬱な空気が漂っていたので、思い切って言ってみた。

「洗面所を占領しないように二階で着替えるのは構わないけど、いろいろ言われると、自分の居場所がドンドンなくなるようで辛かった。」

「洗面所のことは以前から不便だなぁと思ってて。いや、でもそんなことはないよ。」

「言ってくれれば良かったのに。」

「そうだな。」

「朝一番にガンガン言われると、やっぱり気分悪いよ。」

「そうか。」

なんて会話で一件落着。振り返ってみると大したことないような(恥)。

些細なことなのに頭の中では大ごとになり、感情の整理がつかなくなってしまうのだな。

 

周囲でも、「夫と喧嘩するとしばらく口もきかない。ガン無視する。」という人は多いが、それをするとますますこじれてしまうみたい。男性からすると分かりやすい女性を相手にする方がラクなようだ。

 

「彼が感じてることは彼に全部聞く。」これが意外と難しい。それで諦めてしまってる人は多いんだなぁ。