rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

七福神巡り

金曜日の夜、夫から「会社のOBの人たちに誘われて、七福神巡りに参加することになった。ちょうど休みだろ?6日の朝9時集合だ。一緒に参加しないか?」と言われた。「連休だし、仕事は忙しいし。無理よー。」と断ったら、「途中から参加でもいいよ。」とのこと。

七福神を祀っている7箇所のお寺を全部歩いて回ると14kmほどになるらしい。途中休憩や昼食をはさみながら、午後4時くらいで終了して、最後は居酒屋で打ち上げ、という予定。私は街中を通る午後2時くらいに合流することになった。

行ってみると、女性は私一人。定年退職した人、再雇用で働いてる人、現役の人など、男性7人。全員50代以上。七福神巡りはかれこれ10年続いている行事なのだとか。単身赴任歴が長い夫は、毎年赴任先に帰っている時期なので、今回初めての参加である。

「定年退職して再雇用で働いたとしても、いずれは地元に帰ることになるだろう。仲間は大事にしておきたい。」と考えたらしい。

宗教心の薄い夫にしては珍しい選択。仕事始めで赴任先に帰ったのに、連休でまたこちらに戻って来た。今年は七福神の功徳で福運を授かることが出来るのか?

ポツポツと小雨の降る中、最後のお寺に到着。そこから少し歩いて横丁の居酒屋さんへ。まだ開店前なのに、常連だからということで開けてもらい、店内へ。

女性一人だけ。なのに全然華のない私に、いろいろと気を遣ってくださる優しい方ばかりだった。

「現役時代、ナントカ長なんて役職が付くと、ついつい自分が偉くなったような気がして勘違いしちゃってね。定年退職してからそれに気づくんだよね。あっ、あんなの人生の中のほんの一瞬の出来事だったんだなぁ、って。飲み会でも上司だとか部下だとか、いろいろ気を使うしね。ここにいる人たちはそんなの関係なく飲める、気の置けない人ばかりだよ。」といういいお話も聞けた。

知的好奇心旺盛で、私の周囲の人たちとはまた違った価値観も垣間見えて、なかなか有意義な時間だった。

今年は、今までと違う世界に足を踏み入れたりして(変な意味ではなくて)、少し行動範囲を広げてみようかな。