運転免許証の更新のため、運転免許センターへ行って来た。
午後の受付は1時からとなっていたが、それより早く12時40分受付開始。早く着いていたのでサクサク進み、優良運転者講習(30分)まで全て終了したのが2時10分。無事故無違反なので5年に一度。
更新手続きが出来る期間は、誕生日の前後各1か月。なのになぜか2月4日誕生日のおばあさんが手続きをされてたようで、受付けを済ませ手数料も支払い、視力測定の所に並んでいた。
「あのね、1月4日過ぎないと手続き出来ないんですよ。受付も支払いも済まされてるので、1月4日過ぎにまたここに来てくださいね。」と職員の方が何度も説明していた。果たしておばあちゃんは理解出来たのだろうか?
高齢者ドライバーが多く、若者は少なかった。認知機能が衰えててもハンドルを握ってる人が多いのだろうな、と思った。
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私が運転免許を取得したのは25才。田舎の自動車学校で結構苦労して取った。運動神経は鈍いし道を覚えるのも苦手なのだ。半年くらい運転したものの、結婚してからは夫に頼りきりでペーパードライバーだった。
今の住宅地に引っ越してから、必要に迫られて運転するようになった。PTA活動や子供達の部活の送迎など、最初は怖くて周りの方に頼りきりだった。途中から「こんなんじゃダメだ。」と思って、方向音痴なりに工夫しながら、なんとかやって来た。
女性でも運転が得意で方向感覚抜群の人もいる。そういう人がうらやましい。運転はわりと好きだけど、知らない道は怖くて運転できないし、高速道路の合流も車線変更もとても下手なのだ。
今回の免許更新で「運転免許センターってどうやっていくんだっけ?」と久しぶりに通る道が怖くて不安いっぱいだった。行ってみたらなんてことなかった。途中、交通量が多くて混雑してる所もあるけど、26分ほどの移動である。今年、仕事ばかりで引きこもり気味だった自分を反省した。
今はGoogle先生もいるし、ナビの性能も良くなり、方向音痴の私でも運転が楽に出来る。便利な時代である。
同僚のAちゃんはまるっきりペーパードライバーで、免許取得後ほとんど運転してないのだそうだ。
「免許取り立ての頃、ブレーキとアクセルを踏み間違えそうになって。ほら、よく事故の報道であるでしょ。それで自分で自分が怖くなっちゃって。」と言っていた。
そこに踏み込む人は誰もいない。ご主人がどこへでも連れて行ってくれるようなので、困ることもなさそうである。
車を運転していてヒヤッとすることなんて、珍しいことではない。凍結した道路でスリップしそうになったり、電柱にぶつかりそうになったり、隣の車にぶつかりそうなくらい寄ってこられたり。
私は運が良くて無事故無違反でここまで来れたのだと思う。
そして、夫が厳しくて「そんなことじゃダメだ。もっとどこへでも行けるくらいにならないと。」という人だったので、お尻を押されながら現在に至る。
夫が単身赴任だったので、どうしても自力でなんとかしないといけない場面も多かった。必死で道を覚えて、あの時もあの時も、いろいろあったなぁ。
もっと行動範囲を広げられるように、自分で身軽にあちこち出かけられるようになりたいなぁ、と思う。