rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

母と娘

父方従姉妹のMさんからFacebookにメッセージが届いていた。「友達申請しておきました。よろしくね。」

あぁ、とうとう来たか。父の看病に通っていた1年ちょっと前にも、申請が来たことがあったが、その時は承認せずにそのままにしておいた。親族とつながってもいいことなんてない。実名で何が書けるというのだろう?気を使って利用するのは嫌だった。

しかし、今回は直接のメッセージ付きなので、無下に断ることも出来ず、承認した。

Mさんは私より10歳くらい年上。FacebookInstagramTwitterもバリバリ更新しているらしい。

Facebookのお友達は500人ほど、フォロワーは70人ほどいる。私はアカウントは持っているものの、お友達はひとケタだし、滅多に書かない。癌のグループと糖質制限のグループに入ってて、読むほうの専門である。

驚いたことにMさんは1日に2〜3度、写真つきの記事をアップしていた。しかもその記事の内容は、3年前に亡くなった伯母のことばかり。

「母が好きだったお花」「亡くなった母が、作り置きして冷凍してたものを少し使いました」「母の味になかなか追いつけなくて」「今日は母のお墓参りへ」

いやはや、ビックリ。

父の看病に通っていた頃、一番親身になって面倒を見てくれてた従姉妹のAちゃんが、「Mちゃんはいまだにメソメソ、メソメソしてるのよ。おばさんのことを思い出しては泣いてるみたいなの。」と言っていたが、これほどだったとは。

心優しくて良く出来たお母さんだった・・・というなら話は分かるが、伯母は強烈なキャラクターで周囲の人間からはあまり良く思われていなかった。子供時代、何かと怒鳴りつけられることが多かった私もしかり。

Mちゃん自身もかなり悩んだようだ、と父から聞いていただけに意外である。実の母親があんな感じだったら、私なら反抗して家を飛び出してしまうかも。

伯父が病気で亡くなり、一人暮らしに耐えられなかった伯母は、Mちゃんの嫁ぎ先にむりやり転がり込んで、以来30年ほど同居したのだ。Mちゃんのご主人は相当苦労したことだろう。

そんな母親だったのに、亡くなったら悲しみから抜け出せない、というのは、“共依存”だったからなのか?

わざわざ友達申請の連絡をくれたのも、「母が亡くなって、もうすぐ3回目の命日です」という時期だった。何か贈れということかしら?と思いつつ、何もしなかった私。そんな気分にはなれなかった。以前、Mちゃんから、私と父が伯母の一周忌に出席しなかったことについて不満に思っている、とメッセージが送られてきたこともあった。

本音を言うと、あまり関わりあいたくないのだ。ご主人もいるし、娘さん二人の家族も近所に住んでいるのに、それでも満たされないって。

「母と娘」の関係は根が深い。