2月6日の小池一夫さんのツィートでこんなのがあった。
ああ、この人とは距離をおくべきだな、別れるべきだな、と思うのは、自分への対応が雑になった時だ。逆に言うと、自分は絶対に人を雑に扱ってはいけないということ。少しでも「人を雑に扱う」とは最低な事だと、いつも心に留めておくのだ。
妙に心に残っていたら、それを実感するような体験をしてしまったので書き留めて置こうと思う。
パート先の業務上のことで、「パートさんたち全員に1時間程度早く出社してもらうことになるかも知れない。まだ確定ではないので、決まり次第、Rさんから連絡してもらうようにするから。」と店長から話があった。間に休みが入っていた私とAさんにLINEで連絡をくれるという話だった。
たかが1時間でも早く出社するとなると忙しいのだ。私より早く帰宅する夫のために、晩御飯を用意して出掛ける私。ゆっくりしてる暇はない。
ところが、前日夜になってもRさんからの連絡はなかった。連休中の夫と、あちこち出歩いていたこともあり、こちらから確認することはしなかった。連絡がないってことは、予定通り1時間早出でいいのかな?と思い、出社した。
いざ出社してみると、1時間早出したのは私だけだった。遅番は誰もいない。
「あらRosaさん。聞いてなかったの?早出じゃなくて普通通りで良くなったのよ。」とRさん。「Aさんには連絡したけど、Aさんからは何も連絡行かなかったの?店長から、Aさんに連絡してって言われたから。」とのこと。店長からの指示通りにやっただけなのだそうだ。
普通通りに出社したAさんは、「それは申し訳なかったわ。私はてっきりRさんがRosaさんにも連絡してくれてると思って。ごめんなさいね。」と謝ってくれた。
店長も、「それは申し訳なかったです。疲れてないですか?大丈夫?」と何度も労わりの言葉をかけてくれた。
「いいんです。大丈夫です。1時間多く働きますから!」と私。不機嫌な顔を見せてはいけない、と思いつつ、とても複雑な心境だった。
一番の原因は店長なのだろうが、店長は何度も何度も話しかけて気に掛けてくれたので、優しい人だな、と思った。みんながもう一言が足りなくて、私の所まで話が届かなかった、ということなのだろう。
私の存在感なんてこんなものなんだな、と分かってしまった。いい人過ぎるのも考えものである。「あの人はきっとこんなことでは怒らないだろう。」と思ってるからこそ、軽く扱われる。良く尽くすタイプの奥様にふんぞり返って威張り散らす旦那様、というパターンだ。
この嫌な感覚。以前にも経験したことがあった。
末期ガンの父の所に通いつめていた頃のこと。母方の伯母と従姉妹が「仙台から来て病院通いも大変でしょう。うちに泊まって行って。」と泊めてくれたことがあった。その時に、「また泊まりにおいで。今度は◯日にしましょう。仕事が休みだから病院まで迎えに行くわ。」と従姉妹に言われ、そのつもりで準備をしていた私。
お泊りの用意をし、菓子折なども準備して、従姉妹からの連絡を待っていた。しかし、当日の夕方になっても、何の連絡も来なかった。何とも言えない、がっかりした気分。
父はとても心配して、「こっちから連絡してみろ。」と何度も言ってくれたが、何だかそんな気分にもなれなかった。仕事が忙しかったり、他の用事が急に入ったのかも知れないが、自分のことは軽く見られているんだな、と思った。
こんなことで嫌な気分になるのも時間の無駄である。今度こんな出来事に遭遇したら、その時は自分の方から連絡して確認しよう、と思う。私ももう一歩踏み込めば良かったのだ。
そして、自分自身への教訓。人を雑に扱わないようにしよう。自分のことも大事にしよう。嫌な気分にならないように。