rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

賢く「言い返す」技術 を読んだ

昨年末から自分の中で追い続けていたテーマ。ようやく納得出来る本に出会えた。

賢く「言い返す」技術 片田珠美 三笠書房

「攻撃に対して無抵抗でいてはいけない」
相手に土足で心に踏み込まれたのに、何も抵抗せずにいることは、あなた自身の心を大事にしないのとおなじことである。
いざというときは、どうか迷わず“自分の心を守る”ほうの道を選んでほしい

と著者・片田珠美さん。

「攻撃してくる人々」は8タイプに分類されるようだ。
「王様」、「裸の王様」、「羨望」、「お子ちゃま」、「悲劇のヒロイン」、「置き換え」、「トラウマ」、「サディスト」

こういう人たちへの“大人の対応の仕方”として、著者が勧めているのは「7つの武器」。
1 相手の“裏の心理”を突く
2 別の話題に誘導する
3 矛先をそらす
4 “一段上”に立つ
5 周囲を味方につける
6 あえて“無防備”になる
7 筋違いの期待を“裏切る”

そこからケーススタディが29まであった。より実践的な場面を想定し、職場で、友人・グループ付き合いで、家族・パートナーへ、と「こんな時どう言い返したらいいの?」というようなお話がたくさん。なるほど、なるほど、と読み進めて行き、
7章 もう「あんな人」に絶対左右されないー「強い自分」をつくるために大切なこと へ。この章こそがこの本のキモだな!と思えた。

・「ターゲットにされやすい人・されにくい人」はどこが違うか
ターゲットにされやすい人は基本的にいわゆる「いい人」だ。「他者の欲望」を満足させてあげたい。それを「自分の欲望を満たす」ことよりも優先する傾向が強い人。
ターゲットにされにくい人は、「この人にこういう攻撃をしたら、自分はやり返されるぞ。」と思わせる人。

・攻撃的な人に限って自分のモノサシや感情を押し付けようとする
それをはね返すためにも、「他人のモノサシは他人のモノサシ。私のモノサシとは違う」ときちんと分けて考えておくことが必要。

・自分のモノサシを持つ 自分の人生の責任は自分で取る
「他人の要求を頑張って断る」「できないことは断る」「やりたくないことはなるべくやらない」“ちょっと断る”だけでも良い。「他者の欲望」を満たすことを最優先するのをやめる。

・攻撃のターゲットにされやすい人は自己評価が低い場合が多い
「理想の自分」のイメージがすごく高い。“足りないもの”を探すのではなく、自分が今持っているものをもっと評価する。

・自分の“弱さ”を隠さない人が一番強い
「ちょっとしんどい」と漏らしてみるだけでいい。

・“わかりあえなさ”を受け入れる。

私を含め、旦那様が暴君っぽい家庭は、当てはまってるなぁ。うちの夫は私に弱音を吐くので(過去に弱音は吐きまくった方がいいよと話しをしたので)、そこは可愛いところである。
「断る勇気」そうなのだ!私はついつい引き受けてしまって、断れなくなってしまうのが悪い癖で。嫌な時やダメな時はもっと断ろう(笑)。自分のモノサシで。

☆   ☆   ☆
インフルエンザの特効薬、イナベルはとても良く効いた。翌朝には完全に熱も下がり症状もほとんどなくなった。強い薬というだけあって、ややフラフラ?はしたものの、快適である。食欲も戻ったが、胃が小さくなって大量には受け付けなくなった。
完全に解熱してから丸2日間は大人しーく家の中で過ごし、今日久しぶりにスーパーで買い物した。回復が嬉しい。今年最強の寒波と大雪で大騒ぎだが、雪かきが必要なほどは積もらなかったし(今の所)、日中は道路も凍ってなかった。しかし、今夜も冷え込みそうである。