仕事柄(販売パート)日々接客しているが、職場の中でキレるお客様に当たる率ナンバーワンは、紛れもなくこの私である。
それほど大きなミスをする方ではないのに、なぜかやたらと激高するお客様に当たるのだ。
遅番で出勤して間もなく「ちょっとスイマセ〜ン。」と呼ばれて、行ってみたら途端にガミガミ!!なんてこともあった。意味も分からず、こちらもムカムカ。
施錠したガラスケース内の商品を次々見たいと言われて対応していた時は、「いちいち何度も、申し訳ありませんとか言わないで。ウザいわ!」と怒られたこともあるし、お客様相談室に電話されたこともある。
いかにも「キレそう」という感じではなく、ニコニコ笑顔だったのに、突然豹変してキレるお客様も多く、戸惑うばかりである。
先日も、お買い物中はご機嫌だったのに、自宅に帰られてから、沸々と怒りがこみ上げてきたお客様から苦情の電話があったのだそうだ。トホホ。私は他人を怒らせやすい“何か”を持っているのかも知れない。
「優しそうに見えるから、話しかけやすくて怒りをぶつけやすいんだよ。」とパート仲間に言われたが、それはそれで非常に損な役回りである。
家庭においても、夫からの怒りを買うことが多い。しかも、私の場合は自分のことなら我慢もするが、子供たちのこととなると話は別で、納得出来ない場合はトコトンやりあう。「お前は息子たちの気持ちを尊重しすぎなんだよ!あいつらはまだまだ子供だ。何もわかってない。親の言うことをきかせないとダメなんだ!」なんて言われると、猛反発してしまうのだ。
どうしたら良いのだろう?何か良い対処法は?と思っていろいろ調べて、こんな本を読んだ。
面白い!一気に読んだ。そうなのよ、そうなのよ〜。ドンピシャで大納得。
さて、どう対処するのがベストなのか?キレやすい人にはどんな風に関わっていけば良いのだろう?
そこがちょっと曖昧だった。よく観察して冷静に。出来るだけ接点を減らして避ける。時には争うことも大切。すでにやってることばかり。処方箋が今ひとつ、なのだ。
それで今度はこんな本を買ってみた。
処方箋がたくさん載ってるかも?と期待して読み進めているところだが、やはり今ひとつかも知れない。
書店でこんな本を見つけて立ち読みした。これは面白い!キレやすさに悩む本人が、いかにしてそこを克服したかを赤裸々に綴った本だ。今までになかった。
Amazonギフトカードを持っていたので、自宅に帰ってから注文しようと思ったら「一時的に品切れ」とのこと。残念。キレやすさに悩んでいる人は、実は結構いるのかも知れない。
時々電話で話す高校時代の親友が、キレてご主人や息子さんに当たってしまうことがあるらしい。とてもよく出来た人で、何に対しても一生懸命なのだが、「なんで私だけこんなに頑張らないといけないの!」とヒステリーを起こしてしまい、自分でも自覚があるのだとか。
「主人も息子も、そんなに頑張らなくてもいい、普通でいいよと言ってくれてるのに、ついつい自分で頑張りすぎて、コップの水があふれる時みたいに爆発しちゃうのよね。爆発するとスッキリして、元に戻るの。いつも、悪いなぁと思って反省するんだけど。」
そんな話を聞いて、(うちの夫もそんな感じなのかな。)と思った。「単身赴任でこんなに頑張ってるのに!」とよく言うし、息子たちが巣立ってしまった寂しさもあるのかも知れない。
私も改善したい。当たられない人になりたい。