rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

空き家の雪問題・その1

昨夜、仕事帰りにスマホを見ると本家のTさんから留守電が入ってた。折り返しこちらから電話すると、「大変だよ!ここ数日の雪で実家がすごいことになってる。座敷の方、ぐるーっと窓ガラスだろ。びちーっと雪が積もって、もう少しでガラスにくっつきそうなんだ。これ以上積もったら内側にいってガラスが割れそうだよ。いや、近所の人が通りかかって見てくれて、オレの所にわざわざ教えに来てくれたんだ。屋根の雪もすごい量だよ。あれは屋根に登って雪下ろししないとダメだ。」とのこと。

とうとう来たか。今年は何十年ぶりかの雪の少ない冬で、あまり心配いらないかと思っていたが甘かった。さて、どうしたものか。

「もう家は雪にすっぽり埋まっちゃってるよ。この前、スコップ持って行って、なんとか玄関まで行き着いたんだけど。アレを全部雪かきするのはオレには無理だなー。お父さんが使っていた雪を飛ばす機械、車庫にあるけど、使い方分かる人がいないんだ。だから使えなくて。」

ホンダのスノーラ。前の機械が壊れて、ちょうど一年前に父が買ったばかり。80万円したと言っていた。

「年賀状とか郵便物がたまっていたから、玄関開けて中に入れておいたよ。2月、3月は来れないでしょう?お彼岸もこっちでやっといてあげるよ。」
「雪が多い時、お父さんは近くの左官屋さんに頼んで機械で排雪してもらってたから。去年も何回かやってもらってたよ。電話して頼んだ方がいい。でも、屋根の雪下ろしはやってないと思うから、それは近くの建設業の人にお願いしてみるといいよ。」

もちろん料金は結構かかる。万円単位だろう。雪と闘う地域の空き家は大変だなぁ、と痛感した。「もし雪でどこか壊れたとしても、その時は仕方ないのでそのままにしていてください。なかなか簡単には行けない距離だし、実家は処分する方向で考えてるので。」と伝えたら、電話の向こうの本家のTさんは苦笑していた。

実家の周囲の人達は、「雪で壊れたら大変!!」とまったくの善意で教えてきてくれる。それはありがたいことなのだが、言われる方は負担に感じる部分もある。

友人Yちゃんのご主人の同僚も実家が空き家になり、雪の多い地域なので近所の人が「雪かきしないと駄目だ!」と言ってくるのだそう。昨年は週一回雪かきに通ったのだそう。雪国アルアルなのだ。

夫は「親戚の人達がいろいろ言って来ても、そんなに慌てることはないよ。だって春になったら雪は溶けるでしょ?雪かきしないでいた事ないから、放置したらどうなるかなんてわからないよ。冷静になろう。処分する家のためにそこまでお金を掛けることはない。それに、実家は敷地が広いから隣に迷惑掛けることもないでしょ?なんでそんなに言ってくるのかな?もう少し様子を見ようよ。」という意見だ。

たしかに実家は土地も広く、隣家とも離れているので、雪のために迷惑は掛けていないはず。雪の重みで家が壊れる心配があるだけなのだと思うが。それはそれで甘く見ていてはいけない問題。しかも、心配して見てもらっているという引け目もある。

2月に行こうかとも思ったが、行ってもすぐに家には入れない状態らしい。空家問題はなかなか大変なことのオンパレードだ。