rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

遅番、引き受けます!

先日の三連休。東京に単身赴任中の夫が帰って来て、最寄りの駅まで車で迎えに行った。たまたま遅番の日だったので、昼過ぎまで暇だったのだ。

「遅番かー。遅番もなかなかいいな!こうして迎えに来てもらえるなんて。遅番なんて嫌だ、嫌だ、って言ってたけど、普通に朝起きて朝日も浴びられるし。夜8時半くらいに帰って来られるなら、やればいいんじゃないか?周りの人に感謝されるぞ。」

「東京から新幹線で一時間半くらいだし。昼ご飯を一緒に食べられれば十分だよ。その時に話しも出来るし。」

などと夫に言われて、(あら・・・たしかに。)と私も納得。慣れてきたら、出勤前にいろいろな用事を片付けたり、買い物に出掛けたりも出来て、(わりと快適だなー)とも思っていたのだ。効率的に家事が出来てダラダラ過ごすこともなくなるかも。

しかし、普通に誰もが嫌がる遅番である。おいそれとは「引き受けます」なんて言えやしない。

そんな時に大学三年生の二男のバイトが決まった。単位取得がかなり順調に進んでいるので、週3日から4日(土日祝日含む)遅番で夜10時まで。「大学生のバイトなんて、たいていは夜10時とか夜中までだよ。夜8時なんて全然いいじゃん。」と二男に言われて、(たしかに・・・)と思ったり。

職場は相変わらず、「遅番なんて絶対にイヤよ!」「カンタンに引き受けたりしちゃダメよ!」「店長にちゃんと考えてもらわないと。」というムードで、不平不満が渦巻いていた。ここで私が勝手に行動するわけにも行かず、しばらくは様子を見ないとな、と思っていた。

とうとう昨日は本部のおエラさんが「パートの皆さんの不満を聞く会」を開催してくれたそうだ。早番終了の時間に合わせて話を聞いてくれたらしい。私は休みだったので後から内容を聞いた。

今朝、出勤すると、「フリーターのIくん、就職決まったんだって!就活が上手く行ってあちこちから採用と言われたらしいよ。おめでたいけど、また遅番が1人いなくなっちゃう。」とため息まじりのRさん。

遅番Kちゃんも3月いっぱいで辞めるらしい。結局、遅番問題はいつまでたっても解決しない。

不平不満をぶちまけた所で、それが解決に結びつくかというとそうでもない。

次の瞬間、店長の所に行き、「店長。私、遅番に変わりましょうか?私が遅番になれば、いろんな問題は一挙に解決しますよね?」と言ってしまった。「一挙に、というか、大分解決しますが、大丈夫ですか?」と店長。

その後の話し合いの結果、“早番でも遅番でも可能”というスタンスで働くことになった。「基本は早番の方がいいでしょう?求人情報誌にも載せて遅番を募集しますが、仕事を教えてもらわなきゃならないし、他の業務も覚えて欲しいので、遅番に入ってもらえると、すごく助かります!ありがたいです!」と店長。みんなが言うほど悪い人じゃないと思うんだよね。

「遅番が嫌だと言ってるOさんにはもう振らないでくださいね。以前、体調崩して辛そうだったので。その分、私が遅番に入りますから。」と言った。

「早番やったり、遅番やったりだと、体がキツくないですか?どこか具合が悪い所があったら言ってくださいね。病気とかはないですか?」。と聞かれたので、乳がんのことを話した。「11月で術後4年になりますが、今、具合が悪いとかはないので、多分大丈夫です。」と私。

仕事の内容的には、6時を過ぎると片付けや掃除、メンテナンスが主体になるので、実は早番よりラクなのだ。嫌なお客様への対応とか、電話で苦情を言われたりなどの機会はグッと減る。仕事が立て込んでパタパタすることも多くはないようだし。などと、メリットとデメリットを天秤にかけて今まで考えて来た。

大変で辛くて嫌がられること。そこにポーンと飛び込んでみたら、どんなことになるのか?ちょっとした興味もあった。

引き受けたからには楽しく仕事したいな、と思う。厳しい環境に身を置くことで、そこから何かしら得られるものがあるのじゃないか?と思うのだ。貧乏くじを自ら引いてしまったのかな?と思う所もあるけれど。