rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

毒舌だけど尽くすタイプ

弟の葬儀で実家に帰った時のこと。父から、「オレ、多分、白内障だと思うんだよ。ボヤーッとかすんでハッキリ見えないんだ。今は日帰り手術も出来るらしいな。すごく繁盛している病院もあるし、一週間ほど入院させるところもあるらしい。どうしたらいいものか迷っている。」と相談された。

白内障か・・・。たしかに年齢的にもそうだろうな。車の運転には支障はないようだが、見え方がスッキリしないのが辛い、と。

白内障は両目一度に手術することは稀で、片方ずつ間隔を開けての手術になるらしい。手術そのものは局所麻酔で15分くらいで終了する。

日帰り手術をしている近所のクリニックは、手術後一週間通院が必要らしく、車での送迎が必要。すぐに眼帯を外せるわけではないだろうし、家族として付き添わないといけないだろう。

一人暮らしだから、と言えば一週間くらい入院させてくれる病院もあるとのこと。さて、どこの病院でどうしよう?父もなかなか決められず迷っているようだった。

今日の夕方電話すると、「オレ、眼科で診てもらったら、典型的な白内障だって言われたよ。しかし、すごい混んでるもんだな。3ヵ月待ちだって。だからもう予約して来たわ。右目が1月26日、左目が2月16日に手術だ!」と明るい声の父。はやっ。この行動力!(えええーっ、ちょっと待ってよ、そうすると仕事の休みをもらって付き添わないと。3ヵ月後だからまだいいか・・・)なんて考えていたら、「お前は来なくていいぞ。」と父。

「親戚の◯◯ちゃんが車で送り迎えしてくれるんだ。手術の翌日には眼帯を外せるらしいし。今日も◯◯ちゃんが乗せて行ってくれたんだ。近所の眼科みたいに一週間の通院とかは必要ないって。手術の時も付き添ってもらうから。」とのこと。

◯◯さんが通ってる眼科は白内障の日帰り手術をしていて、腕の良いお医者様らしい。今日も父が悩んでいることを知り、連れて行ってくれたのだそうだ。父方の祖母の実家の跡取り息子で父より10歳ほど若い人だ。

◯◯さんの商売がうまく行かなくなり、借金の返済に困った時にまとまったお金を貸したこともあった父。結局、その時貸したお金はうやむやになったそうで不満もあるようだが、そんなこともあるので、こういう時は思い切り頼ることも出来るというわけだ。

「本当にうちの父さんは人に尽くす人だよね。」と、亡くなった母がよく言っていたが、なるほどこういう時に助けてもらえたりもするのだな、と思った。

毒舌だけど尽くすタイプ。あら、私も受け継いじゃったかな?とりあえず、先の見通しは少し明るくなった。