rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

実家を片付ける(2)

弟のゴミ部屋の片付けに2日半かかった。
想像以上の凄さだった。

ビデオテープ 段ボール17個、ゴミ袋 大 22袋
ライター、ダイレクトメール、ポリ袋、古新聞、古雑誌
扇風機3台、座椅子、クッション、テレビ、ビデオデッキ、
タバコの空き箱、etc

お目汚し、失礼いたします。


田舎なので車庫がやたら広く、車一台分のスペースに運んでみた。

これが全てではないのが、凄いところ。

弟の部屋にはまだまだ本棚の中に本やビデオやカセットテープがぎっしりある。
今回はそこまで手が回らなかった。

とにかく、床置きになってるものを全て撤去して、一度ちゃんと拭き掃除をしたかった。

あまりの惨状を見かねた父が、過去何度か掃除と片付けをしようと持ち掛けたが、なかなか実現出来ず。
古新聞だけは一度片付けて運んだとのこと。他は多分、家を建てて引っ越ししてから25年間、一度も掃除してなかったのではないか?とのことだった。外掃除なみの土ぼこりである。

一番ひどかったのはベッドの下。わたゴミが何層にもなってベッドマットのような形になっていた!!最初、ほうきでベッドの下を掃いていてびっくり。ベッドの板をはずして全部きれいに掃除した。衝撃の現場だった。弟は100kg近い巨体だったのでベッドもセミダブルで大きかった。

タバコは好きなだけ吸いまくっていたので、壁も家具もヤニ色に染まり、もともとは白かったはずのものも、すべてヤニ色でベタベタしていた。

弟はここ数年、ひどい皮膚病に悩んでいて、皮膚科から大量の軟膏を処方されていつも体に塗っていた。ナゾの吹き出物が出来て大きく腫れたり、湿疹ができて赤くなって痒くなり、いつも辛そうだった。その原因はきっとこの部屋の汚さにあるのだろうと思う。

無理矢理にでも掃除してあげれば良かったな、と思うのだが、父が言う度に「これは絶対捨てない!」「これは捨てたらダメだ!」とひどく怒ったというので、どっちみち無理だったのか。

ひきこもる人というのは、自分の周りにゴミでもなんでも積み上げて置きたがるようだ。そうしないと、寂しくて居られないのかな?

25年間まともに掃除も片付けもしてない部屋というのは衝撃である。片付けながら、何度か心が折れそうになったが、とにかく黙々とひたすら片付けた。汚部屋掃除、汚屋敷掃除を仕事にされてる人は凄い。尊敬する!仕事を辞めないといけなくなったら、そういう仕事でもしようかな?でも大変だろうな。

名誉のために書いておくと、うちの父はよく片付ける人できれい好き。なので実家の1階はきれいなほうだと思う。

今回、体のあちこちが痛くて重いものが持てない父に代わり、とりあえず力仕事は私が頑張った。「力持ちだな。まさか、お前がこんなに頑張ってくれるとは思わなかったよ!」とすごく喜んでくれた。

後はゴミ処分の業者さんを呼んで持って行ってもらうだけなのだが、お盆前は予約で大忙しらしい。なんでもかんでも持って行ってくれるそうなので(有料)、そこはありがたいものである。