rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

動き出した!

ゴールデンウィークは空き家になった実家の片付けの旅。車で約5時間かけて夫と2人で移動。

まずは実家の鍵を預けている親戚のTさん宅にご挨拶。亡き父の忌明け食事会の席で、伯母から「親戚のTさんに鍵を預けなさい。何かあっても飛んで来れる距離じゃないんだから。」と言われた時には、かなり抵抗を感じた私。その後いろいろあって、(鍵を預けてるほうが助かることも多いかも。)と考え方が変わって来た。意外なことに夫も同じように感じていたらしい。「きちんと挨拶に伺おう。」ということになった。

すると、「亡くなった◯◯さんの家は、娘さんは手放すことにしたのかな?」と聞いてきた人が居たとのこと。Tさんは「どうだろう?まだ何も聞いてないよ。」とかわしてくれたようだ。興味を示してくれる人がいるんだ!と嬉しくなった。

「実家は売却するつもりであさって不動産屋さんに相談に行くので、家の中を見せて欲しいという話になった時は、鍵を開けて立ち会ってください。よろしくお願いします。」と頼んでおいた。こんな心境に変化したのも、相続関係の雑事がほぼ終了したからなのか。忌明け直後の私は、ストレス満載で心に余裕がなかったなぁ、と反省。

実家の庭はきれいに手入れされいて春の花が咲き始めていた。

亡き父の友人Nさんが毎日のように通って手入れをしてくれてるようだ。この日もやって来てくれたNさんに感謝の気持ちを込めてお礼の品を渡すと、とっても喜んでくれた。Nさんからは「実はお父さんと仲が良かった後輩Sさんが、実家の今後のことをいろいろ考えてくれてるようだよ。」という話を聞いた。またここにも。ありがたい話である。

夫と二人でものすごい量の片付けに取り組んだ。

これはまだ序の口。ほんの一部分。出発前にホームセンターで70Lのゴミ袋20枚、90Lのゴミ袋20枚を購入し、すべて使い切った(40袋)。ダンボールもかなり用意して持って行った。

実家は田舎でかなり広く、収納もタップリ。14年前に亡くなった母が持ってきた婚礼ダンスもそのままある。五十年以上経ってるはず。父のタンス、弟のタンス、かなりの衣料品がそのまま残っていた。出るわ出るわ・・・。片付けても片付けても終わらなかった。

夫は得意な電化製品の処分中心に。この家で26年引きこもっていた、亡き弟の部屋の片付けに取り組んでくれた。壁だと思っていた所が2ヵ所扉になってて、ギッシリと収納されてたり。ビックリの連続だった。弟の葬式後にかなり頑張って私が片付けたのに、まだまだモノがタップリ残っていた。

夫婦2人でかなりの量を片付けて、夜には家の中がゴミ屋敷のような有様になった。

片付けに夢中になって取り組んでいた2日目の午前中。「ごめんください。」とやって来たのは地元の工務店さん。3月に「空き家になったご実家を売却する気持ちはありませんか?」と声を掛けてくれて、家を探しているという同級生との仲介をしようとしてくれた、あの工務店さんだ。

その話は結局ダメになり、きちんとした挨拶もせずにいたので、気になっていた。今回は工務店さんの方からお詫びを言ってくださり、「実は仕事仲間の不動産屋さんから、売却するつもりならぜひお世話させてほしい、と言われて。紹介しようかと思って。」とのお話だった。こうして、いろいろな方が気に掛けて声を掛けてくださるのは実にありがたい。田舎ならではの良さだなぁと思った。

3日目(今日)。
片付け専門の業者さんが引取に来てくれた。4tダンプ1台に積めるだけ、ということでお願いしたのだが、「前回もかなりの量だったので、念の為に2台で来てみました。」とのこと。荷物を積み込んでみたら、やはり2台分の量だった。巨大ゴミ袋40袋以外にも、タンスや分解したベッド、マットレス、ブラウン管テレビ、パソコンなどなど。それでもまだまだ終わらない。

4tダンプ2台分にギッシリ荷物を詰め込んで。業者さん3人、私達も手伝って1時間近く掛かった。やはり実家はゴミの量がものすごいんだなぁ、と痛感した。普通の一軒家の感覚で2軒分?いやいや、3軒分くらいあるかも知れない。こういうことを、あと2回くらいやらないと全て空っぽには出来ないだろう。いやはや、ため息。

業者さんを見送ったあと、夫と二人で不動産屋さんへ。売却するための手続きについて、お話を聞いてきた。信頼できる担当者さんだったので、もうここにお願いしても良いかな?と意見が一致した。

いろいろなことが動き始めた感じ。何だかうまく行かなかったことが修復された感じ。それにしても、片付けは大変だった。