rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

「人は変れる」と思う

夏休み。夫と息子たちがいる時に、あらかじめ片付けていた不用品を、粗大ごみの処分場に持って行くように頼んだ。

“捨て魔”の夫は大喜び。「外の物置の中も片付けたんだね。スペースが空いてすごくスッキリしたな。」とにこにこ顔。

「母ちゃんはよく片付けるようになったな。家の中もきれいにしているし。働き始めて本当に良かった。以前とは別人のようだね。」と褒められた。家中の床にワックスをかけたり(1人で)、庭の草取りや芝刈り・剪定など、頑張った甲斐があったというものだ。

夫に褒められるようになるなんて、数年前の自分には想像も出来なかったことである。思えば、夫が名古屋に単身赴任していた頃(6〜9年前)は私のグータラが原因でケンカばかりだった。

息子たちも口を揃えて、「あの頃の母ちゃんはパソコンの前にどっかりと座り込んでいて、父ちゃんとよくケンカしていた。グータラしてたから。水槽の水を1ヵ月以上も替えていないとか、庭の雑草がボウボウだとか、言われてたよね。」と言う。えっ、私そんなにひどかったっけ?息子たちにまでそう見えていたとは・・・。

働き始めた、とは言ってもパートである。まぁ、週5日出勤で休憩時間や準備時間などを入れると7時間くらいは職場にいるから、なかなか忙しい。専業主婦でも、家事能力が高くて趣味も豊富で、家の中で過ごすことが好きな人はそれで良いのだと思う。あくまでも“私の場合”であって、他の方の価値観は尊重したいと思うのだ。

「外に出てる方が元気なんじゃないか?タフになったし生き生きしてるよ。」とも言われた。

私は息子たちを自分で育てたかったし、長男が小5の頃からずっとPTA本部の仕事を引き受けたりしていたので、働きに出る機会を失ってしまっていた。長男が中2の頃に新規オープンのパン屋でパートとして働いたこともあったが、あの頃は意識が低くて仕事もミスばかり。8カ月で辞めてしまった。

そのため、「自分は家にいるのが好きなタイプ。専業主婦が似合っている。」と思い込んでいたのだが、それは単なる思い込みだったんだなと思う。

本当は「家でじっとしていると煮詰まるタイプ」だったのに、自分でも気づいていなかった。「社会との関わりを持ってる方が元気でいられるタイプ」なのだ。

「人は変れる」と思う。
仕事柄、毎日毎日のことで鍛えられて、パパッと短時間に片付けや整理整頓が出来るようになったし、面倒なお客のあしらい方も覚えた。

あまり人のことを褒めない夫からも褒められるようになったし。

50歳目前という、年齢ゆえなのかも知れない。