rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

“片付けられない家”の匂い

職場での昼休み、男性社員2人と一緒になった。
出張や配達でいろいろな家庭を訪問する2人はこんなことを言っていた。


「片付けられない家の匂いってあるよねー。玄関を開けて入った瞬間でわかるわー。」
「わかる、わかるー。独特の匂いがあるよね。」


「若くて美人なお客様の家が、ひどい散らかりようで汚部屋だったりすると、がっかりするよね。」
「うん、でも意外と多いかも。男の匂いがプンプンしてるのも、すぐわかるね。」


“片付けられない家”の方が割合的に多いらしい。きれいに整理整頓されてる家や、ピカピカに磨かれた豪華な家に当たることの方が少ないらしい。

玄関に靴がいっぱいで、どこに脱いだらいいのかわからない、モノが散乱していたり積み上がったりしていて、床が見えない家庭は珍しくないようだ。ひえぇ〜、テレビで見る“ゴミ屋敷”そのまんまなのね。


「家具を運び出すにも通り道もなくて、バイトの◯◯君がまずざっと整理して、それから運び出したり。時間が掛かるよね。」
私などは業者が来るとか、家具の配達を頼んだ時などは、恥ずかしいので片付けておくけど、まったく片付けない人も多いようなので意外だった。


「うちの長男のアパートも汚部屋になってるみたいで、夫が『泥棒が入ったあとみたいだ』ってびっくりしていたわ。」と私が言うと、
「ははは。男の一人暮らしなんて、そんなもんですよ。」「そうそう。」と2人に言われた。


うちの夫は長男のことを心配しまくっていて、「あんな部屋じゃ、まともな生活は出来ないだろう。一泊二日くらいの予定で片づけに行って欲しい。頼む。」と私に何度も言っていたので、重い腰を上げて行こうとしていたのだが、「うーん、来てくれてもいいけど。仕事で世話をしてあげた子が、あまりの散らかりようを見るに見かねて、すごく片付けて掃除してくれたんだよ。だから、全然普通に生活出来るレベルだよ。」と長男からの返事が返って来た。ありがたいことである。


さて、もうひとつの「片付けられない家」のパターンは、「長年、おじいさんおばあさんが1人で生活してきた独特の匂いがある家」。


日々の業務でもこのパターンはよく遭遇する。(亡くなった人のものを片付けているんだな。)とわかることが多い。持ってくる人は片付けの大変さに消耗してげっそりしているし。


仕事柄、こういう話を聞く機会が多いので、「スッキリ片付けて気持ちよく暮らさなきゃ。」と切実に思う。