rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

我が家のゴールデンウィーク

今年のゴールデンウィーク。2日休み希望を出したものの、却下されて休みは1日(昨日)だけだった。保育園児や小学生などのお子さんがいる仕事仲間が優先される。それは仕方のないことだ。「札幌に単身赴任中の夫が3ヵ月ぶりに帰って来るので。」なんてことは重要視されないのだ。

「休み、1日しかあげられなくて悪かったね。」と店長が声を掛けてくれた。「いいえ、大丈夫です。」と私。昨年、夫が4回も入院し、4回目には手術したので、散々周りには迷惑を掛けている。お互い様、なのである。今年もゴールデンウィークは仕事が忙しくて残業続きだった。

夫の休みは3日〜6日。3日、帰宅すると、「今日、◯◯(二男)とバイクに二人乗りしてあちこち行って来たよ。それで、スクーターを買うことに決めた!もう全部手続きもしたから。大学までの近道も教えてやったよ。」と夫。二男は大学二年の後半から、お山のてっぺんにあるキャンパスに通うことになるので、今のままバス通学だと時間が掛かって大変なのだ。自動車免許は2月に取得済みなので問題なし。こういう行動力は男親ならではなので、非常にありがたかった。

4日はまたバイクに二人乗り(夫と二男)して山の方までツーリングしたらしい。ウドとタラの芽(スーパーなどのものより新鮮で大量♪)を買ってきてくれたので、天ぷらと酢味噌和えにしていただいた。「家の中で、どこか修繕してほしい所はないか?家電品で何か必要な物はないか?パソコン環境は大丈夫か?」などなど、夫の守備範囲に関することを下調べしてくれた。ありがたい!

5日は私も仕事の休みをいただいたので、夫と一緒に雑用を片付けるべく、まずは買い物。ホームセンター、電器店、あちこちウロウロ。今まで不便を感じながらもなんとかやり過ごしていたことが、ほぼ全部快適な環境に変わった。町中でおいしいラーメンも食べた。

さあて、晩ご飯は何にしようか?と夫と2人でスーパーで買い物をしていたら、「よし、今日はオレが作るよ!」と夫。なんと、ナポリタンを作って食べさせてくれた!!至れり尽くせりである。まったく予想もしていなかったので嬉しかった。

「仕事から疲れて帰って家のドアを開けると、『お母さん、お帰り〜。ご飯出来てるよ。』というのが私の夢なのよ〜。」とよく冗談で言っていたのだが、まさか現実になるとは思わなかった。家庭の主婦は自分で料理をするのがあまりにも当然なので、他の人の作った料理が食べられるのは、この上なく嬉しいものなのだ。夫が作ってくれたナポリタンはとてもおいしかった♪

今までケンカしたことばかり書いていたので、ここに来て反省。しばらく連絡を取っていなかった長男にも、「こっちから連絡してみようよ。仕事、うまくいってないんじゃないか?心配だな。」と電話して、久方ぶりにゆっくり話をすることが出来た。なんだか、いろいろな物事がまぁるくまとまって来たみたい。

長男が東京の大学に進学し、私の乳がんが発覚して手術・治療と続き、二男が大学入試で失敗したと思ったら、東日本大震災。その後一年間浪人生活ののち志望大学に合格したと思ったら、今度は夫が自然気胸で4回も入院して4回目に手術。昨年までは大変なことが続いていた。今年は長男が一年間休学するので学費がほとんどかからないこともあり、ようやく少しだけ余裕が出来た。長男の学費を払うのもあと1年+αくらいなので、ようやく先が見えてきた。二男は国立大で自宅から通えるので有難い。一番お金が掛かって大変な時期は、なんとかやり過ごせたような感覚である。

ゴールデンウィークはあっという間だったなぁ。またハードな生活が始まるかと思うとうんざりするよ。」と夫は札幌に帰って行った。一人暮らしも大変な年代である。(バイクを乗り回す元気はあるが)戻って一緒に生活出来たらいいのにな、とちょっと寂しい朝の別れだった。