5月12日朝6時57分、自宅の電話が鳴った。こんなに朝早く誰だろう？と思って出てみたら、東京にいる長男だった。
「どうした？何かあったの？」「いや・・・母の日だから。」
母の日だから、なんて電話をくれたことは今までなかったのでびっくりした。女の子と違って息子なんてほとんど連絡もくれないので、その気持が嬉しかった！思えば昨年の5月頃は、息子のFacebook騒動などがあり連絡が取れなくなったり、その後仲直りして東京で会って、7月にはこちらに1日だけ帰って来たり。それっきりだった。起業してからは休みなく働いているようだ。
仕事の方がなかなかうまく行っていないようで、元気がなかった。一年間休学の予定だったが、「オレの本分はやっぱり大学生だから、半年休学して大学に戻ろうかと思う。9月まで必死にやってみる。諦めるならトコトンやって後悔のないようにしたい。」と、気持ちが変わってきたようだ。賛成だ。今年は長男をちゃんとサポートしてあげよう、と心に決めている。汚部屋と化しているだろうアパートにも行ってあげなくちゃ。
母の日ということもあり、仕事は忙しかった。年老いた母親と一緒に来店し買い物を楽しむお客様も多かった。疲れて帰宅すると、
「お母さん、いつもありがとう。これ・・・」と、二男がカーネーションの鉢植えを手渡してくれた！初めての経験である。
嬉しい〜♪ありがとう。
「スクーターで出掛けて買ってきた。ラッピングも頼んだらすごく混んでいて、手違いもあったらしくて1時間も待たされたよ。すっげー恥ずかしかったー。」
うわー、忙しい二男なのに私のために1時間も・・・。申し訳ない。照れまくる二男。初めて母の日のプレゼントをもらった。不器用な息子の精一杯の心遣い。本当にありがとう。夫に話したら、「うわー、嬉しくて涙が出そうになるな。」と夫まで喜んでいた。
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土曜日の仕事帰り、「私、今日飲み会なのよ。友達が迎えに来てくれることになってるの。」とOさん。子どもたちが幼稚園児だった頃のママ友4人で今だに時々集まって女子会を開いているという。彼女の息子さんは23才と21才。すごいな〜。
「朝、幼稚園に送って行って、その帰りにお茶飲んで喋って、今度はお迎えに行ってまた喋って。帰ってからは子どもたちを遊ばせながらまた喋って。ダンナが出張だったり帰りが遅かったりした時は、みんなで一緒に晩ご飯も食べたり、息子たちも一緒にお風呂に入ったり。あの頃、ダンナといる時間より、ママ友と一緒にいる時間の方がはるかに長かった。」とOさん。すごく濃い付き合い方である。ほぼ1日中一緒に過ごしていたらしい。
彼女の息子さん達は2人ともずっと部活で野球をやってきたので、野球部の母たちも今だに結束が強いようである。話をいろいろ聞くたびに、「私には無理だな。」と思うことも多い。Oさんはとっても気が利く人で心遣いが出来る人なので、Oさんだからこそ出来る付き合い方なのだろうな、と思う。
息子たちが幼稚園児だった頃、同じマンションでやはり一日中ずっと一緒に過ごすママたちのグループがあった。私はそこまでベッタリ一緒は嫌だったので、息子たちは行ったり来たりしていたものの、付かず離れずの距離感を保つようにしていた。
マンションから一戸建てに引っ越すことになり、近所の年上ママさん宅に挨拶に伺ったら、「rosaさんってマイペースだよね。でも、そのマイペースな所がいいなぁ、と思って見ていたのよ。」と言われた。褒められたのか、けなされたのか？でも、良い意味で言ってくださったように伝わった。
ママ友、女子会と言っても、付き合い方の心地よさは人それぞれなのだと思う。
