去年まで普通に着ていた服が、突然、似合わなくなる。
去年までは、何の問題もなく着ていたはずなのに、体のラインが妙に合わない。
・・・ショックだ。
ざっくりニットが好きな私は、先日、黒っぽいけどよく見るとブルーやグレーも入っているミックスニットを購入した。ちょっとケーブル模様も入っていて、袖は七分くらい。さっそく自宅で着てみたのだが。
「げっ!!誰?この太ったオバサン・・・。」私だ。ざっくりニットは難しい。ガックリ。デザインもシンプルだし、色も渋いのにダメなんて。
職場の昼休み、Aさん(44才)にこの話をすると、「わかる〜。私もこの間、すっごくカワイイオフタートルニットを試着してみたら、全然似合わなくてショックだったわ。ゆったりしてると思ったのに、パツパツだったし。オフタートルじゃなくて、着てみたらタートル(笑)。体の肉のつき方が若い頃と違うのよね。背中に肉がついて、ブラの所で段々になるし(笑)。二の腕はたくましいし。」と大笑い。ちなみに、彼女はとてもスリムでスキニーのジーンズがよく似合うような体型である。なのに、Mサイズなのにパツパツだったそうだ。
「色も難しいよね〜。顔の映りが良いのはオレンジかな?なんて試着したけど、全然似合わなかったり。若い頃は似合っていたのに、急に似合わなくなるのよね。ベージュやカーキを着たら、すごくくすんでげっそりした顔になったり。」という話に、深くうなずく私。
いつの頃からか、小花柄なんて全然似合わなくなった。オバサン世代にヒョウ柄やゼブラ柄のアニマル系が大人気なのは、自然にそちらの方がマッチするようになるから、という説もあるようで。今が変わり目なのかも知れない。
マスコミが“若く見える”という人を大絶賛する傾向にあるけれど、下手をしたら“ただのイタイ人”にもなりかねない。自分が好きで着ているならそれでいいのだと思うけれど。お客様でイタイ人をたくさん見ているので、自分はそうなりたくないな、と思いつつ・・・。変化の途中が一番難しいものなのである。