rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

陥没してます

乳がん手術で入院していた時のこと。仲良くなった患者数名が集まって、「どんな風に切られたか」というテーマで盛り上がっていた。

その中の一人Sさんは、チクビの真下に出来た癌で、「チクビを残せるかどうかは切ってみないとわからない。」とドクターに言われたのだそうだ。幸い残すことが出来たのだが、「乳輪に沿ってメスを入れて、ペロッとめくって腫瘍を取って、またペロッとくっつけたから。」と説明されたのだそうだ。

「患者からすると、チクビが残るかどうかは大きな問題なんだけど、ドクターからしたら“ただの皮一枚”みたいな感覚なのかな、と思ったわ。」と語っていた。患者にとっては見た目も大事なんだけど、“命を救うこと”が最重要だからか、チクビはわりとぞんざいに扱われているような・・・。どうでしょう?

私はもともと陥没乳頭だった。
25歳の時に乳房(癌と同じ左側だけど違う場所)に良性の腫瘍が出来て、大きかったので手術で取ったことがある。その時の手術は乳輪に沿ってメスが入れられ、傷跡もあまり目立たず、おまけにチクビも少し出るように切ってくれて、美しい仕上がりだった。反対側も扁平程度にはなり、出産後の授乳では苦労したものの、助産婦さんの指導でなんとか少しは母乳を飲ませることも出来た。おっぱいマッサージ専門の方だったが、「チクビの形に問題がある人って結構いるのよ。割合でいうと、5人に1人くらいかな。」と教えてくれた。

乳がん手術後、そのチクビがどうなったか?というと・・・。
見事に陥没した!

乳頭腺管癌だからね。乳腺をしっかりと端から端まで切った感じで、チクビがどうのなんて二の次だったのだろうな、と思う。おまけに、反対側(健側)はホルモン療法の影響ですっかりバアサン乳になり、こりゃまた見事に陥没した!

私の癌は左側内側上部だったので、患側は上向きになり、健側は下向きタレタレ(笑)。見事なまでにアンバランス。まぁ、このトシで誰に見せるわけでもないから、いいんだけどね。癌は小さかったけど、大きめに切り取ってくれたらしく、左側は右の三分の二くらいの容量になった。もともと大きなバストだったので、ブラをすればごまかせる。

そういえば手術のあとしばらくして、術側のチクビの先っぽに黒い固まりが出来て、(もしかして何か悪いもの?)と焦ったことがあった。ある日、お風呂で湯船に浸かっていたらポロッと取れてまたビックリ。垢だったのかしら(恥)?カサブタだと思ってた。

まさかチクビのことをブログに書くなんて・・・。あら恥ずかしい。