「乳癌雑記帳」のhiroさんが、変なおチチで何が悪いという記事を書かれていた。
変なおチチといえば私もそうである。私の場合は左乳房、内側上方。乳輪部から斜めに6.5cmほどの傷がある。手術直後は7〜8cmくらいあったので、ホルモン療法で若干縮んだ？のかも。11ヵ月経過して傷跡は薄くあまり目立たなくなった。
健側の右はどどーんと垂れてるが、患側は切られて三分の二くらいの大きさになり、上向きバストになった！左右の大きさはかなりアンバランス。だけど、ブラジャーを着けると全然気にならない程度である。下側のふくらみが変わらないからだと思う。
私が30代とかだと違うのかもしれないが、全然ＯＫ。支障なし。夫は「垂れてる右側も上向きにしてもらえば良かったのに。」と言っていた。そんなこと出来ないよ！
手術前、全摘になるか温存になるか、なんて考えたりしたなぁ、と思い出す。ドクター達とのやりとりはこちらの記事にした。
ベテラン医師の「大きめに切ってもらえ！」の一言で決定。乳腺の端までしっかり切られたらしく、乳輪部まで傷跡がある。内視鏡で小さな傷跡で手術してくれる所もあるようだが、私としてはしっかりきっちり切ってもらえた方がなんか安心出来る。
手術入院中、顔見知りになった患者たちが集まって、「どういう風に切られた？」という話題で盛り上がったことがあった。
「私はしこりが乳頭直下だったの。ドクターに、『乳頭の所をペロンとめくって切って、またペロンとくっつけるから』なんて言われて。医者って、『とりあえずくっつければいいんでしょ』、みたいな感じ。傷跡は乳輪部に沿って丸く切ってあと下に少し切って。鍵穴みたいな感じよ。」
「私は全摘だったから、脇の方から横に一直線。そこからリンパ節も一個取られた。」
ドクターや看護師さんたちに一日に何度も傷跡を見せてたので、すっかり慣れてしまって、「見せようか？」というノリになったけど、やはりそこまでは・・・ということになった。
出来かたも切り方も人それぞれ。抗がん剤入院中に同じ部屋だった人が、「皮膚の表面に近いところにぼこっと出来たの。まさか違うよね？と思ってみてもらったら、『立派な乳癌です』と言われてびっくりしたわ。」と言っていた。
お風呂で転んで浴槽のふちにぶつけて、みぞおちの上あたりに血の塊が出来て、そこに癌があった、という人もいた。
乳癌は本当に十人十色なのだ。
