3月の初めに帰って来ていた長男は、「オレ、今の彼女と結婚する！今すぐじゃないけど、就職して落ち着いたら。調子がいい時は放っといて好きにさせてくれて、落ち込んだ時には傍にいて寄り添ってくれる。こんな人はなかなかいないよ。逆は良くあるけどね。」と語っていた。
長男は4月から大学3年生。彼女は3歳年上。少し前に、「彼女と半分ずつ家賃を出し合って、もっと広い部屋を借りたい。」と言い出して、「そんなこと言って、もし別れた時どうするの？」などと反対した私と夫。
「うちは父ちゃんも母ちゃんも同じようなこと言うんだな。彼女のご両親はまったくそんなことは言わなかったらしいよ。」と長男に言われて逆に戸惑ったのだった。結局、就職浪人していた彼女の仕事が決まり、勤務地の都合で引越しの話は流れてしまった。それでも、長男のボロアパートにはちょこちょこ通って半同棲状態だったようだ。
そういえば最近長男から連絡がないなぁ。夫も心配していたので、長男のFacebookをのぞいてみた。(私も登録はしているものの、実名に抵抗があるので書き込みはしていない。)
すると、「彼女と別れ話なう」という言葉が目に飛び込んできた！18日か。
付き合い始めてちょうど一年。そんな記念日を迎えたばかりなのに、彼女から切り出されて、「もう彼氏と彼女じゃないから。」と言われたらしい。長男の欠点や物事に対する姿勢などについてもいろいろ指摘されたらしい。
長男は大学に通いながら塾の経営もしていて、1月から2月は泊り込みで受験指導などをしていたよう。彼女もきっといろいろ悩んだのだろうな。一人で寂しくしている間に、彼女に告白して来た男性も何人かいたようだ。「やっぱりつらい。」と書き込んでいた長男。
今の子たちって、こうやってFacebookにつぶやくのね。。。のぞいちゃっていいのだろうか？
そんな長男だけど、今回はすでに立ち直りつつあるようだ。就職浪人していた彼女に仕事を探してあげたり、自分の仕事を手伝ってもらったりしていたようだが、「自分も一年間すごく楽しませてもらったから、もういいんです。恩着せがましいのは嫌いだし。自分が手助けしたくてしただけで、自己満足なんです。でも、過去は過去。私たちは未来に向かって生きなければなりません。」と書き込んでいた。前向きだ。
失恋した時って、自分を全否定されたような気分になる。うまくいかないことと自分の欠点については原因と結果みたいなものだし。落ち込んで当然だし、自分のことを責めたくもなるだろうな。
でも、人間って欠点があるからいいのかも知れないな、なんて最近思う私。歳をとったからこそ感じることなのかも。いろんなことすべてひっくるめて、まぁ許せるかな、と思えたらいいんじゃないかな。
まだまだ若い息子たち。出会いと別れを繰り返して、自分にぴったりな相手を見つけてほしい。
