rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

みんなツイてるんだよ

次男が拾ってきたちょっといい話を。

国公立大前期日程試験2日目の朝、乗せてもらったタクシーの運転手さんは、市内トップの名門高校出身者。医者になることを夢見ていたが、両親が早くに亡くなり幼い兄弟もいたので、働かざるを得なかったそうだ。

定年退職もして、タクシーの運転手は三つ目の仕事。だけど、毎日を楽しんで過ごしているのだそうだ。

「意識だけはいつでも高く持ち続けているといいよ。思い通りにならないことが人生にはいっぱいあるけど。神様がいるかどうか、俺にはわからないけど、意識を高く持ってると、体が自然にいい方に向かうんだよ。体は意識の乗り物だから。不思議だけど楽しい方に体を連れて行ってくれるんだ。」

いい話だなぁ。大事な大学受験の前にこんな話を聞けて、ラッキーじゃないかと思った。

昨日は街中の理容店で髪をカットしてきた次男。

ここは小学生の頃からたまに行っていた店で、店長さんとも顔なじみだ。街中の良い場所にあって繁盛している店ではあるが、不況の波にも負けずに経営しているだけのことはあると見た。他の理容師さんたちも接客が素晴らしい。

髪をカットしながら、ヒゲを剃りながら、お客さんに合わせてさりげなく会話で楽しませてくれる。

次男は先日の大学受験の話(夫にガミガミ言われたことも)をしたらしい。すると、
「みんなツイているんだよね。見方をちょっと変えると、みんなツイてる。ツキまくりなんですよ!それに気がつかないだけなんだよね。」
と言ってくれた。次男は何だかハッとして、おおっ、と感激したらしい。

「どんな仕事でも勉強でも、長年続けてみないと大事なことは掴めないんだよね。。この仕事をしていても、いろんな人がやってくるけど、みんな2、3年するとやめて行ってしまう。そうじゃなくて、頑張って続けていったらいいのに、とすごく思うよ。」

「大学に行ったら、勉強だけじゃなくて、飲みに行ったりしていろんな人たちと付き合うといいよ。了見のせまい人間にならないでね。」

毎日たくさんの人に接する仕事に真面目に取り組んでいる店長さんだからこそ、の言葉のように思った。

言葉も贈り物だなぁと思う。