rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

現実は変化に満ちている

パート先の店長が転勤することになった。本州最北端の県に。急な話で二週間以内に引越し先も決めなければいけない。前任の店長が急死したための急展開だった。

前店長は39歳。出張(店長研修会)の帰り、新幹線の中で眠るように亡くなっていたのだそうだ。死因は解剖検査の結果、心筋梗塞だったとのこと。まだ小さいお子さんもいるらしい。元気だった人が突然・・・奥様はどんな気持ちで現実と向き合われたのだろう。

温厚で心優しく腰の低いイケメン店長の転勤とあって、パート先のみんなはガックリ。「もう、私、何を楽しみに仕事にくればいいの〜?」と嘆いていた人もいた(笑)。店長はもちろん妻子持ちだけど、人気者だったから。

「○森はとってもいい所ですよ。アウトドア好きには天国みたいな所です。うちの夫なんか、別荘を建てたい、って言ってたくらい。(夢です)海のものもおいしいし、ねぶたは最高ですよ!」
夫の転勤で3年間住んでいた私は、お節介にちょっとアピール。「マジっすか?」と店長。冬は雪が多くて雪かきが大変だけどね。店長なら、青○でもイケメン店長としてみんなから慕われることだろうな。私たちはちょっと寂しくなるなぁ。

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伯母(父の姉、78歳?)が昨日の朝亡くなった。心臓が悪くなり、入退院を繰り返していたとのことだが、最近は誤嚥が多くなり、食事もうまく摂れず、薬を飲むのも大変になったと、数日前に父が話していた。9日に姉弟でお見舞いに行ってきたばかりで、医者にも予測が付かなかった急な死だった。

実は心臓に1.7cmの腫瘍が出来ていたとのこと。心臓腫瘍というのはかなり稀な珍しい病気なのだそうだ。その腫瘍がどんなものなのか調べたいので、遺体をぜひ解剖させてほしい、と医師から言われたらしいが、伯父は断ったとのこと。伯母がかわいそうで遺体にメスを入れるなんて出来ない、との理由から。

娘は解剖してほしい、と希望したがダメだった。私だったらぜひ解剖してもらいたいな。医学の進歩に貢献できるんだし。心臓に腫瘍が出来るなんて、ほとんど聞いたこともないような話である。でも、家族の心情としてはそうだろうな、とも思う。

私が小学生の頃、伯母一家は東京に住んでいて、夏休みになると約1ヵ月もの間、うちの実家にやって来て一緒に過ごしていたのだ。懐かしいなぁ〜。

具合が悪いと聞いて、いつお見舞いに行こうか・・・と思っていたのに間に合わなかった。

腫瘍(しゅよう)とは、癌性(悪性)であれ、非癌性(良性)であれ、異常な増殖物のことをいいます。心臓から増殖が始まった腫瘍は、原発性心臓腫瘍と呼ばれます。この腫瘍は、癌性のものも非癌性のものも、心臓組織のあらゆる部位から発生する可能性があります。原発性心臓腫瘍は、2000人に1人発症するかどうかという程度のまれな病気です。成人において最も多くみられる非癌性の原発性心臓腫瘍は粘液腫で、全体の約50%を占めます。乳児や小児において、最も多くみられる非癌性の原発性心臓腫瘍は横紋筋腫で、全体の約40%を占めます。次いで、乳児や小児に多くみられる非癌性の原発性心臓腫瘍は線維腫で、これら以外の腫瘍は、きわめてまれです。
(中略)
体のほかの部分、主に肺、乳房、血液、皮膚から増殖が始まり、心臓へと広がった(転移した)腫瘍は続発性腫瘍と呼ばれ、常に癌性です。続発性心臓腫瘍は、原発性心臓腫瘍の30〜40倍多くみられますが、それでもあまり頻繁にみられる病気ではありません。最も発生率の高い癌である肺癌や乳癌の患者で約10%、徐々に発生率が高くなっている悪性黒色腫(メラノーマ)の患者では約75%に心臓への転移がみられます。

メルクマニュアル医学百科より引用させていただきました。

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昨日からの続きの今日。昨日とあまり変わらない今日。人はそれが当たり前のように生きているけれど、全然違う今日になってしまうこともある。

乳がんの告知もそうだった。
東日本大震災もそうだった。

一日一日を大切に。充実した人生を。
今年はそう感じることが多い一年だった。