rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

震災後、ようやく受診

前回が2月17日だから、48日あけての乳腺外科受診となった。
ゾラデックス注射は、そんなに開けて大丈夫なのか?とか、ノルバデックスを震災後、数回飲み忘れてて、ちょうど今日まで間に合ったけど?とか、こんな騒ぎのさなかでは、まぁ小さなことなので、よしとしよう。

待合室はなかなかの混雑ぶり。看護師さんが他の患者さんに話してるのが聞こえた。「先週はそんなに混んでなかったの。今週は新患も多くてね〜、大変よ。」

そりゃあそうだ。ガソリン給油にも何時間も並んで、スーパーの買い物にも何時間も並んで、水道もガスも復旧していない地域がある、なんて時は、病院なんてなかなか通えない。今週になって、ようやく普段どおりの生活が戻ってきたのだろう。

病院に着いたのが9時50分(予約は9時半)。少し待ってから、血液検査に行くように指示され、そこが混んでいて40分待った。その結果が出るまで時間が掛かったらしく、診察室に呼ばれたのはお昼少し前。診察が終わったら12時を過ぎていた。待合室にはまだまだ患者さんがたくさんいて、待ちくたびれた様子だった。

先日の循環器内科の検査結果も大丈夫だったし、口腔歯科の受診結果も伝えて、「それでは化学療法を始めましょう。」と、GOサインが出た。4月14日から入院、その日の午後、治療開始。(初回なので)2泊3日の予定で、具合が悪ければもう1日延期も可能、とのこと。

「それではこれで。」と、診察終わりになりそうな雰囲気のドクター。「あ、ゾラデックス注射とノルバデックス(飲み薬)は?」と、思わず聞いた私。2月17日からしばらく間があいてるのが気になる。早く注射を打って〜。

「ノルバデックスとFECは薬剤の組み合わせとして良くないようなので、FECの間はノルバデックスは中止します。ハーセプチン治療に入ったら、また復活させましょう。」
「ゾラデックス注射は今後も継続してやっていきますが、抗がん剤の周期が3週に1度なので、それに合わせてゾラデックスは6週に1度になります。」
なるほど。その間に、抗がん剤後2週間めの時は骨髄抑制ウィークなので診察となる。いろいろなことがスムーズに運び始めてほっとした。注射を右腹に打ってもらって今日は終了。

中待合室で待ってる時、手術で入院したときのお仲間、Kさんと会った。退院してから初めてだったので、こちらの近況をざっと伝えた。彼女は術前に抗がん剤治療を11クール受けてからの手術だったとのこと。どうりで、みんなの先輩格として、手術したばかりの人たちを励ましてあげていたわけだ。自分も辛いはずなのに。

すでにハゲてしまった頭で手術を受けたのだという。この日もウィッグで、「まだ自頭になれない。」と言っていた。

「FEC?うわーっ、キツイよー。死ぬよー。私なんか具合悪くて死にそうだった。でも、今はすごく効く吐き気止めが出来て、大分ラクなんだって。私の時はまだそんなのなかったのよ。でも4クールだけでしょ。いいじゃない。私なんて、いろいろ薬剤を変えて11クールだよ〜。」なんていいながらも、
「HER2のこと、詳しく調べて治療法を提示してくれるなんて、さすがに対応早いね〜この病院。でも、念のために、って感じの治療でしょ。大丈夫よ、大丈夫。」と、励ましてくれる。気丈な人だ。

診察を終えた彼女の所に看護師さんがやってきた時、「診察の時、次回CT撮りましょう、って先生から言われたんですが、転移とかの心配があるからなんでしょうか?」と、言ってるのが聞こえた。看護師さんは、「あら、そうじゃなくて、みんなよ、みんなCT撮るの。心配な時は診察の時にちゃんと先生に聞いてね。」と答えていた。気丈なKさんでも、再発や転移は怖いのだ。

受診して、今後の予定やら治療の内容を確認して、ようやくすっきり。さぁて、ヅラを本気で用意しないと。入院前にベリーショートくらいまで切ったほうがいいのか、どうせ抜けるんだから、このままにしておいて、抜けてからバリカンで短くしようか。悩む・・・。

パジャマも買いたいけど、震災後の物資不足で、イマイチ以前ほど品数もなかったり、閉めてる店舗も結構あるのだ。冬のパジャマしかないのに(泣)。

つい数日前まで冬の寒さだったのに、上着がいらないくらい暖かくて、春の陽気の1日だった。