rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

ハーセプチン17回目〜ゾラデックス?リュープリン?〜

ハーセプチン17回目投与のため病院へ。

今日の担当ナースは緩和ケア担当のSさんだった。「いよいよあと2回ですね。どうでしたか?」「そうですね〜、あっという間でしたね。すごく早かったような、でもやっぱり長かったような。」(どっちやねん!と自分でツッコミ。笑)「長いですよね。1年、いや、手術から数えたら1年7ヵ月ですものね。お疲れ様でした。」などという会話をしつつ、問診が始まった。

体調は特別変わりない、と言った後で、「あっ、でも、鼻の中が荒れててカサブタが出来るのは治らないですね〜。もう、これは仕方ないのかな、と思ってあきらめてました。ハーセプチン始めてからずっとなんです。」と言うと、「粘膜が傷付きやすくなる、という報告は少ないですが、何かしらの影響は受けてるわけですものね。粘膜が傷付きやすくなっているのだと思います。耳鼻科の治療を受けながら、鼻血だけには気をつけてくださいね。」とのことだった。

「あら、rosaさん、体重1キロくらい減ったのね。少し前までは増量傾向だったのに。治療を始める前とほぼ同じくらい。いいですね。今後、絶対に体重は増えないようにしてくださいよ。次回、主治医からもお話があると思いますが、体重が増えないように気をつけてください。」
と、ナースSさんに念押しされた。治療を始める前、というのは多分ハーセプチンの治療を始める前。抗がん剤前は、それよりさらに1キロほど少なかった。やはり、体重増加は再発のリスクが高くなるのだろうな、と思った。

「この病気をしたことで、何か心境の変化とか考え方の変化とかはありましたか?」
むむっ、こういう漠然とした質問にはどう答えたらいいものか、ちょっと迷ってしまう。「そうですね。時間がもったいないな、と思うようになりました。元気なうちにいろいろなことをやっておいた方がいいのかな、と。あと、家族の有難みが身に沁みました。」と答えたものの。
どストレートに答えるならば、「いつ再発・転移しても、残された時間が短くなっても慌てないように、後悔しないような生き方をしたいと思います。家族も大事にしたい。」という感じかな。でも、これをそのまま言ったら、ちょっとびっくりされるんじゃないかな、と控えめにしておいた。

今の所、精神的に不安定になったり、眠れなくなったり、ということはない私だが、緩和ケア担当ナースSさんは、ハーセプチンが次回で終了すると初期治療はこれで終わりになり、外来での治療となりますが、先のことを考えて不安になったり、心がざわついたり、落ち着かなくなった時には、いつでも言ってくださいね。外来のナースでもいいし、私がお話を聞くことも出来ますから。些細なことでも気軽にお声がけくださいね。」と言ってくださった。これって、すごく心強い!!いざとなったら、いつでも話を聞いてもらえる、と思うと、安心出来る。だからこそ、(辛くなったらその時悩もう)と思えるのかな。

「治療を受ける上で、何か気になることとか、聞いておきたいことはありませんか?」と聞かれたので、ゾラデックスとリュープリンについて聞いてみた。

何回目かの看護師さんとの問診の時、「ゾラデックスを1年続けてみて、副作用が強く出ない人はリュープリンに切り替える人が多いのに、rosaさんは主治医から何も言われてないですか?」と聞かれたことがあり、逆に私の方が、(えーっ、そんな話は聞いたこともないわ。)とびっくりしたのだ。私の場合はどうしたらいいのだろう?ケースバイケースらしいが、ナースSさんからドクターに伝えておく、とのことだった。

ハーセプチン点滴中に、針刺し担当ドクターがやってきた。「ゾラデックスでもリュープリンでも、薬剤の効能としてはほとんど一緒なんですよ。ゾラデックスは1ヵ月でリュープリンは3ヵ月なので、打つ回数は違いますが、コストも大体同じ・・・あ、リュープリンの方が若干安いかな。払う金額は大きくなりますけど3ヵ月持ちますからね。通院の頻度が違ってきますね。どちらでも大丈夫ですよ。切り替える人もいるし、そのままゾラデックス続行でもいいですし。」とのこと。「どっちがいいんでしょう?」「どちらでも、お好きな方でいいですよ。」と言われて、結局決まらず。

投与が終わって帰る頃、ナースSさんが、「最終的には主治医の先生の判断ですよね。rosaさんの主治医は○○先生でしたよね?ゾラデックスからリュープリンに切り替えるのを推奨する先生と、ゾラデックス続行を推奨する先生といらっしゃるから。その先生の考え方なんです。今まではずっと、ゾラデックスで、という指示が出てましたね。次回、直接、主治医の先生にお話して相談されたら良いと思いますよ。」と言ってくださった。話のニュアンス的には、主治医はゾラデックス推奨派っぽい感じがした。同じ病院のドクターでも違うのね。患者の状態や再発リスクなどにもよるのかな?

リュープリンになったら、通院は3ヵ月に一度で良くなるのだろうか?ノルバデックスも3ヵ月分処方してもらえるのかな?それともやっぱり、1ヵ月に一度通院して注射打ってもらって、薬ももらった方がいいのかしらん?これは次回までの宿題。

私の通っている病院では、初期治療が終了すると、紹介前に通っていた元のクリニックとかに戻される患者も結構いるようだけど、私の場合はどうやらこのまま外来でずっと診ていただける様子。それだけリスクが高い、ってことか?

今までのほほんと生活してきたのに、今日は久しぶりに“乳がん日記”らしくなった。