rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

術後3ヵ月・化学療法の日程決め

今日は通院日。早いもので手術から3ヵ月が経った。
待合室は相変わらずの混雑ぶり。9時半の予約で遅めに着いたのだが、診察室に呼ばれたのは12時近くだった。

血液検査(中央検査室、これがまた混んでた!)のあと、主治医がエコーで両側の乳房を丁寧に診察してくれた。

「血液検査の結果は問題ないです。エコーの方も問題ないですね。傷口のところから糸が出てきてましたね。取りましょう。」と、引っ張られた。これがなかなか痛かった。

その後、私から、抗がん剤をやる日を予定より早めたい、と申し出た。

気がかりなことをずっと先延ばしする、というのは、どうも性格的に嫌なのだ。さっさと済ませたい!立ち向かう勇気があるうちに。4月まで待てない。

次男の大学受験は気になるが、前期試験の合格発表と手続きまで終わるのは15日、後期試験を受けたとしても、その合格発表(20日)まで見届ければ、後は何とかなるだろう。病室の空き具合やらの都合もあるようで、すり合わせた結果、3月23日入院、24日FEC投与、ということに決まった。

なんと、初回は前日入院ということで、2泊3日ということだ。(!)丁寧ですな〜。次回からは1泊2日。投与後2週間目には、白血球の数値を調べるために受診するように、とのことで、私はどんだけ病院通い&医療費を掛ければいいのかしらん。(泣)仕事の休みは全部通院に消えそう。

抗がん剤の前に循環器内科を受診してもらいます。今日は肺のレントゲン撮影と、心電図検査を受けてください。循環器内科には紹介状を書いておきます。あと、歯の治療をしておいてください。抗がん剤を始めると、どうしても弱い所に出てくるので、虫歯があったらすぐに治療しておくように。これは近所の歯科受診でも良いです。」と、ドクター。病院内でも書類をいろいろ書かねばならないようで盛りだくさん。

抗がん剤FECについてもいろいろ説明してくれた。「脱毛」というところで、「みんな必ず抜けるものなのですか?」と、一応聞いてみた。「程度の差はいろいろあるようです。全部抜ける人もいれば、少し残る人もいたり。でも、ほとんど全員ですね。何がしかの力を借りなければならないようです。ハーセプチンやってるうちに生えてきますから大丈夫ですよ。」と、いうお答え。いやはや、どうしてハッキリ“カツラ”と言わないのかしら?突っ込みたい。看護師さんが横から、「ウィッグのことやなんかは、前日に入院したときに詳しく説明しますね。病棟にも来てくれるので。」と、教えてくれた。

その後、レントゲンを撮り、心電図をとり、外来に戻ると昼休みになっていた。入院についての説明を熟練看護師さんから受け、つい3ヵ月前に提出した、超面倒くさい書類をまた書くように渡された。トホホ。

全て終了して会計へ。あれ?何か変だなと思ったら、ノルバデックスが処方されていなかった。また外来に戻り処方箋を書いてもらって、また会計へ。忙しいと医師でも忘れるのね。会計まですべて終わったのは1時過ぎ。

☆   ☆   ☆
今日は待合室で入院中に知り合ったSさんと会った。彼女は乳がんのお友達が多く、時々ランチに行ったり、講演会に行ったりしているよう。仕事はしていないので、自由な時間が多く顔が広い。私がHER2陽性乳がん、とわかった時に、メールしようかな、とも思ったのだが、他人が抗がん剤やる話を聞くのって・・・わざわざするほどのことかな・・・などと迷い、結局連絡しなかったのだ。

意外にもHER2のことは知らなかったようだ。「ハーセプチン?ああ、やってる人知ってるわ。そうそう、18回って言ってたっけ。」「FECやってる人は多いわねー。4、5人知ってるわ。みんな頭はツルツルよ。副作用が強くて大変らしいよ。一番ビビッてた人が、一番けろっとしていたり、不思議よね。」「抗がん剤を何種類かやってる人もいるね。副作用がひどくて減量してもらった人もいたわ。」さすがに顔が広い。

「私はしこりが2.4cmでリンパ節にも1個転移していたの。だから病期はⅡB。放射線は30回受けたの。でも、術後の治療はホルモン療法のみ。」と、Sさん。乳がんは人それぞれで、治療もまたいろいろなのだ。私のようにⅠ期でもHER2陽性で、しかも悪性度の高いコメド型、というのもいるし。

そういえば、今日、抗がん剤を始めるに当たって作成された書類をちらりと見ていたら、「ER(+) PgR(+) HER2(2+)」と書かれてあった。
(あたし、トリプルポジティブだったの?)と、発見。プロゲステロンはマイナスだと思い込んでいた。(病理結果の記事内容を修正しました)
ポジティブなのは精神面だけでいいのにね。