乳がんになってから自分の中で意識がすごく変わった。
会いたい人には会おう、欲しい物は買おう、言いたいことがあったらちゃんと伝えよう、無理をして人に合わせないようにしよう・・・もっとあるかな?
他人からどう思われてもいいから後悔だけはしないように、時間を有意義に有効に使うように、と強く思うようになった。
sumireさんから初めてコメントをいただいたのは1月21日だった。もしかして同じ病院で治療を受けているのでは?ということでメール交換をしてみたら、本当にそうだった！もう、びっくり。
今日はsumireさんは通院日で午後から仕事、私は街に行く用事があったので、合間をぬって一緒にランチを、ということになった。会いたい人には会わなくちゃ！
ブログで知り合った方とリアルに会う、“オフ会”（2人オフ会）は初めての経験だったので、ちょっとドキドキした。
乳がん患者同士って不思議だ。初対面なのに、前から知っていた人と会って喋ってるみたい（単に私がずうずうしいだけかも）。
sumireさんは39才、独身。でもずっと若く見える。大きな瞳が印象的な小柄で可愛らしい方だった。昨年の6月に手術をして、抗がん剤FEC、タキソテール、ハーセプチン（併用かな?）とやってきて今はハーセプチン7回目。9月終了予定なのだそうだ。主治医は違うけどあれやこれやで話は尽きない。
同じトリプルポジティブだけど、私のように、ホルモン療法をしている間に閉経するだろう、という年齢と、sumireさんの場合は意味合いも大きく違ってくる。悩まれることも多いだろうな、と想像する。
さて、今日話題に上ったのは“乳がんと遺伝”のこと。
sumireさんの周りでは「乳がんってやっぱり遺伝よねー。」と言ってる患者さんが多かったのだそうだ。それも、母方にいるかどうかが重要らしい。sumireさんも母方のおばあちゃんが乳がんだったのだそう。
これは意外だった。私の周りでは「遺伝とかあまり関係ないよねー。」と言ってる患者さんが多かったから。「乳がんのハイリスクのどれにも当てはまらないのに乳がんになった。」と言ってた人もいた。
どうなんだろう???
私の場合は父方の伯母（父の姉）が乳がんだった。片方全摘して、数年後に腎臓に転移して腎臓も片方摘出したらしい。病弱な伯母だったが、乳がんになってから二十年くらい生きていた。最後は脊髄に水がたまったり糖尿病がひどくなったりして亡くなったのだった。
伯母の娘も乳がんになり、50代前半くらいで亡くなった。これはやはり遺伝なのだろう。
あとは白血球の数値について。
sumireさんは抗がん剤治療中に600まで下がり、今も2000くらいとのこと。私はハーセプチンになってからは大体いつも4000くらい。他の数値もほぼ大丈夫。骨髄がやられちゃうと、ちゃんと回復するのには時間が掛かるのかな?
あっという間に時間が来てしまった。まだまだ喋りたいことがたくさんあるみたい。「また会いましょうね。」と言ってsumireさんと別れた。
sumireさん、今日はどうもありがとうございました♪
