rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

美容院へ

肩まで伸びた長い髪が、うっとうしくてうっとうしくて。

放射線治療が無事に25回終了したので、今日は馴染みの美容室に行ってきた。「ショートにしたいんです。思い切り、切っちゃってください。」とお願いした。4ヵ月ぶりに5cmほどバッサリ。

抗がん剤治療が始まれば脱毛は免れないだろうから、3月まで持てばいいのだ。2ヵ月半くらい。次男の高校の卒業式もあるから、ちょっとはオシャレも楽しみたい。

出来上がりはショートボブ風。宇多田ヒカルか渡辺満理奈か(言い過ぎ、汗)。このスタイルだと、トップから後ろにボリュームがあった方がいいらしいので、部分パーマと白髪隠しのヘアマニキュアをした。「大分、白髪が増えたでしょ?染めた方がいいのかしら。」と聞いてみたが、「染めると髪が傷みますからね。次回にしましょうか。」と、美容師さんはヘアマニキュアをすすめた。

座席に案内された時、ウィッグのチラシが置かれてあった。「\8800〜、カット\3000、パーマ\3000」とあった。美容室に来てまで乳がんの話はしたくないと思ったが、担当の美容師さんに聞いてみた。(20代男性、イケメンではないが親しみやすい感じでウデが良い。)

医療用ではなくファッションウィッグらしいが、色味もデザインも豊富なので、いろいろかぶってみて選べる。この美容室で開発されたもので、高品質で好評とのこと。カットもパーマもヘアダイも出来るが、ここで購入されたものだけ、なのだそうだ。1万円ちょいで、アフターケアもばっちり、というところか。

悩む〜。ヤフーのオークションなどでは、\5000〜\8000くらい。洗い替えも必要だろうし。何かと困ったときには、馴染みの美容室のお世話になっていた方が、気持ち的にもラクかな・・・なんて。

抗がん剤で脱毛してウィッグが欲しい、というお客さんは結構いるのだそうだ。

「実は私、乳がんで手術したんですよ。」なんて話をされたら、引くよな・・・と思ったのだが、人と接する仕事の人はさすがだ。不快感を与えるような反応はしなかった。

乳がんのしこりは痛くない、って言いますけど、どうでした?」「実はオレの所はがん家系なんですよー。自分ももしかすると・・・と思ってて。」「検診で見つかったんですか。やっぱり、面倒でも受けてたほうがいいんでしょうね。」などなど。

「私は痛かったの。ガンって言われてから気づいたんだけど、奥の方でキュッとつねられるような痛みがあった。痛ければ良性なんていうのはウソだと思う。」と答えておいた。手術後、キュッという痛みはまったくなくなった。

さあ、次回美容院に行くのは抗がん剤治療の直前かな。もっともっと短く切って、ウィッグも買ってしまおうか。バリカンで刈上げるほどの勇気はない。どうしようか。