rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

大恋愛の末の結婚でも・・・

年明けに届いた年賀状の中に、「お元気ですか?昨年から自由の身になりました♪(笑)」というのがあった。

愛媛県新居浜市在住の友人、Kちゃんだった。私の周りの友人の中で、一番遠くに嫁いで行った彼女。6年付き合って同棲もしていた彼と破局して、傷心旅行で訪れた沖縄。そこで知り合った人と結婚したのだった。

「お人形さんみたいに可愛いね。」と声を掛けてきた彼は、若い頃の郷ひろみばりの甘いマスク。美男美女のカップルだった。「頭が軽い女は嫌だから。」と、日経新聞の株価の見方をテストされたりもしたらしい。

娘さん2人も20歳くらいになっただろう。ラブラブ夫婦だったはずなのに。名前は旧姓に戻り、住所は新居浜市のアパート。娘さんたちがいるから、実家に戻るわけにもいかないのだろうな、と思った。

30代後半の頃も、専門学校時代の友人ミキちゃんからの年賀状で離婚を知った。モテモテナンバーワンの彼女は、卒業後に地元に帰り結婚。毎年かわいい子供さんたちの写真入年賀状を送ってくれていたのだが、いつの間にか旧姓に戻り、住所も実家になっていた。

美人で頭が良くて、秋田弁丸出しの飾らない人柄がみんなから好かれていたミキちゃん。意外な人が離婚する。

このブログのカテゴリ「決別への道」にも書いたが、グルはダンナ様とラブラブで一番離婚しそうもない人だった。

あまりラブラブ過ぎても、相手に過度に期待してしまうのかも知れないな。だから、期待が裏切られた時の落胆が大きくなる。

私など、夫にあまり期待していなかったので、今回の乳癌の件では、「意外と頼れるじゃん。」と見直した。年をとって貫禄が出てきたためか、頼り甲斐がある。

愛情至上主義だと、それが叶わなかった時に、失うものがあまりにも大きすぎる。

さてさて。
乳癌でも同じことかも知れない。初期治療中は誰でも、「絶対、再発なんてしたくない!」「転移なんかしたら、治癒は望めなくなって、延命しながらだましだまし生きていくしかなくなるの?絶対嫌だ。」と、一生懸命になる。

怖いもの見たさで、転移した人のブログなどを読んでみると、意外にも元気で10年くらい経過してる方も多いようだ。そういう方は、自分の周囲の乳癌患者もたくさん見てきてるようで、やはり、早期であまり心配ない病状だった人が早く逝ってしまったり、という経験もされてるようだ。だましだましの治療で、長く元気に生きてる人もいる。データだけでは計り知れない。

「あまりくよくよしないで、考えすぎない方がいいみたいですよ。」と書かれていた。うーん、私も考えすぎてたかも。

こういう経験をされた人というのは、いろいろな人たちの「生きる姿勢」のようなものを垣間見てるわけで、示唆に富んだ内容になってる。怖くて見たくない、と思っていたけど、そこから得られるものは大きいのだな、と思った。