rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

生きて行く私

新年、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします!

昨年末、ハーセプチン治療を受けるかどうかで悩みまくっていた私。大学生の長男にメールで伝えるとすぐに電話が掛かってきた。

かあちゃん、高額な治療費のことは心配しないで。絶対に治療を受けた方がいいよ!オレも一生懸命働くから。」と、ちょっと涙ぐんでる様子。

受験生の教え子を抱えてるので、年末年始は直前講習で忙しく、こちらには帰ってこないことになっていたのだが、「仕事は他のスタッフに頼んで、大晦日の夜行バスで帰ることにしたよ。かあちゃんのことが心配だから。」と言ってくれた。12月の初めにも帰って来てくれたのに申し訳ない。

一緒に住んでいる次男は、「調べてみると、ハーセプチンって抗がん剤とも全然違うものだし、画期的な薬なんだね。これはぜひ治療を受けるべきだよ。治療費がどうのなんて言ってられない!オレも大学生になったら働くから。」と言ってくれた。

若い頃、お金のことで苦労した夫はシビアな人なのだが、「金のことは何とかなる。心配するな!」と言ってくれた。それよりも、抗がん剤の副作用などでQOLが著しく低下することや、仕事をやめざるを得なくなるのではないか、ということを心配していた。ハーセプチンの予防効果については、賭けであってもやるだけの意味はありそう、という結論に達したらしい。

乳がんは初発の治療でしっかり叩くことが大切なのだという。後で後悔することだけは避けたい、と私も思う。

「どうしても耐えられない、離婚する!という時のために貯めていたヘソクリがあるの。今の感じだと、離婚はしなくて済みそうだから、あのヘソクリを治療費として使うよ。」と私が言ったら、夫は苦笑していた。結婚前に働いて貯めていた貯金なのだ。こういう時こそドーンと使おう。

不思議とみんなの思いが1つの方向にまとまり、大晦日には決意も固まっていた。みんなの思いがありがたい!!

治療費のことを考えるならば、仕事は辞めないほうがいい。副作用で辛いのは、3ヵ月ほど(抗がん剤4クールなので)だろう。そこを何とか乗り切れれば・・・。でも、迷惑を掛けてしまうことになるかも知れないし、脱毛対策も考えないと。ここが悩みどころである。

乳がんの告知を受けたのが9月。それからずーっと今まで走り続けてきた感があるので、抗がん剤ハーセプチンの治療は4月からにしてもらおうかな、とも考えている。次男の大学入試が終わってからにしたいのだ。

生きて行くために、積極的な予防治療を選択する、ということだ。年明けにあたり、そんな決意を固めた。